観劇日記 妄烈キネマレコード 短編公演『少年カセットコミックPOCKT』 | ソメのブログ

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 「もしも、君が彼女なら」
 1人の男性の所に現れる1人の女性、レンタル彼女として少しの間過ごす事になるのだが、そこへ二人のレンタル彼女も現れて。
 まず「レンタル彼女?!って」その設定に驚きました。でも今ならあり得るのかなぁ実際に。しかも3人同時に男性がお願いして自分を取り合ってくれだと?何考えてるんだコイツ状態でした。その中で手探りの状態で繰り広げられる女性3人の取り合い??この独特の何ともいえない空気感。観ていて面白かったです。男性のぶっ飛んた論理といい。ここで見えるのは男性と女性の価値観の違いにも観ていて面白かったです。
 土方さん、久しぶりにお芝居拝見しました。割と冷静な役が多い印象を私が持っているので今回のは少し驚きました。ぶっ飛んた役もやれる人なんだなぁと。今回の役からして男性って理想って強いんだなぁ。でも気の弱さもあるけれど真面目なのはわからなくはないので少しいい人だなぁとも。上手いのはわかっているけれど。余談ですがマスクを外した時に左側の頬が少し赤くなっていたのは気のせいかな。
 浅井さん、惚れ直しました。カッコ良かったなぁ。関西弁といい、女性のプロ意識というか、計算高い部分は残しつつも優しい心根は観ていてスッとしました。あの微妙な空気感を回せるのと会話を引っ張っていけるだけでも凄いなぁとも思いました。楽しませて頂きました。
 清水さん、今時のフラットな女性。でも最初に男性の好きな所をふられる事になるんですよね。2回観て2回とも違うということは彼女自身が考えてるのかな。あの流れだと、ある意味瞬発力というか引き出しは面白いなぁ。グタグタなのも観ているのは楽しいし思ってもみない所を持ってくるのも面白かったです。
 高木さん、オドオドしている感じは私に一番近いかも。私には無いウブでスレてない感じが何ともいじらしくていい。人との距離感がつかめていない感じが私と似てる。不器用なんだよね。ビンタをする時の間合いの取り方とか思わず笑ってしまいました。でも不器用だからこそ、そして優しいからこそ男性とのランチのラストは少しホッとしました。後、ふられた話をまた自分なりに膨らまそうとしてはもがいてる姿はかわいいなぁ。案内のアナウンスも愛らしくて良かったです。
 「あの夏のインベーダー」
 久しぶりに合った同級生が亡くなった同級生との思い出を語り合う。ベテランの味を遺憾なく発揮した
間合いと空気、セリフの掛け合いはさすがの作品です。お互いの男同志の関係が胸にくるものがありました。
 くらっしゅさん、好きだなぁ。仕草とか観ていて笑わせて頂きましたし、今は亡き実の父親を思い出しました。情に篤いというか真っ直ぐな所。すぐムキになる所とか憎めない雰囲気がとても好きでした。相手の告白を聞いてそれでも慰めるのではなく「信じる」という台詞には胸にくるモノがありました。男同志の友情っていいなぁ。
 棚瀬さん、冷静なんだけど優しくて雰囲気がカッコいいなぁ。胸に秘めた思いを告白するのも覚悟のある態度といい、子供の頃の回想の場面はいいなぁと思いながら観てました。
 「12人のふられた男」
 物語は別れ話から始まる。男は別れる事を不服に思いながら了承したが彼女に呪いをかける。真実の愛が見つかるまで解けない呪い、それは醜い姿になる事となる。真実の愛を見つける為に彼女は動き出す。
 これまたとんでもない話。確かに彼女が悪いのかもしれないけれど、ぶっ飛んた話だなぁ。
 藤崎さん、このぶっ飛んた凄まじいエネルギーのある女優さんは一体?ここまでの彼女のイメージがガラリと変わりました。凛とした、不思議系の美人さんの印象だったので、林さんとタメを張る体と声のはりようは凄かったなぁ。正しく大暴れする恐竜そのモノ、圧倒されて文句のつけようがない。
 林さん、本領発揮ですね。自虐ネタを折り込みながらも人を巻き込んでいく勢いとコミカルさと体と声を張る姿は、本当に面白いし笑わせて頂いきました。久しぶりに林さんの芝居を堪能させて頂きました、楽しかったです。
 篠塚さん、演ってる事がたまにみせるツッコミを入れたくなる感じやはずし加減、自由さがなんとも面白い。藤崎さんと林さんのコンビとの温度差が観ている側はちょっとした息抜きとなっているのかなぁ。安心は出来ないけれど、気を抜ける所でしょうか。役をサラッと演じわけてやってるのはカッコいいなぁとも思いますけどね。
 「待てど暮らせど恋せよ乙女」
 中々距離の詰められない大人の男女の物語。
 大人になると中々素直になれなくて、ましてや年が離れていると余計にじれったいけど胸がキュンとする雰囲気が何とも素敵でした。しかも方言というのも余計に味のある雰囲気になって可愛らしかったなぁ。
 菊池さん、方言の醸し出すのんびりさと朴訥とした雰囲気が何ともカッコいいんだけど愛らしい。好きだと言えずタイムマシーンに乗って未来からきて必死に彼女への思いをぶちまける場面は胸キュンですね。
 まといさん、本音を冗談を交えて話をしなくてはならない微妙ないい歳の女性、でもそこは乙女という可愛らしさがなんともいえず好きでした。彼がトイレに行って1人残された時の何ともいえない切ない表情といい、未来からやって来た彼への戸惑いながらも本音を認める姿といい、正しく乙女そのもののかわいらさはいいなぁ。いくつになっても女は乙女の部分ってありますよね。
 終わり方もこれからの幸せな部分を予感させる終わり方もいいなぁと改めて。こちら側に想像させるのもありですよね。幸せになってくれるといいなぁ。
 こんな時期にお疲れ様でした。楽しませて頂きました。ここらで締めたいと思います。私も気をつけますので、皆様も何事も無く、無事に終えられるのを心から願っております。