観劇日記 きまってきまぐれ 「雷鳴」 | ソメのブログ

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 淡々と進む日常と「死」「家族」「時間」を考えさせられる作品。
 アフタートークでも語られましたが余分なモノを一切排除した作品。天井から吊るされたモノは。砂時計を模したモノかな。おそらく「時間」の流れだったり、今だったり、これからの積み上げられていくだろう時間。アフタートークは面白かったです。気がつかなかった話を聞けるのはアフタートークのいい所、楽しませて頂きました。確かに父親の家を出ていくシーンは出てきた瞬間はっとさせられました。急に現れる「死」のリアルな形。
 タケル役、徳丸さん。落ち着いた物腰は何かぴったりだったな。穏やかなんだけどしっかりしてて。また違う一面をみせて頂きました。
 リサ役、まっしゅさん。今回の観るキッカケになった役者さん。わかるなぁ。「死」という日があることはわかっていても現実が自分の中に入ってこない。何をしても覚束ないのはわかるな。悲しいんだけど受け止められない感覚がしっかり出てました。彼女の台詞、表情がとてもリアルに感じられました。また違う役も観てみたいな。
 ハルカ役、位田さん。初見の役者さん。彼女の戸惑いという距離感がとてもよく表現されてました。家族だからこそ、身近な存在だからこそのわかっていそうでわからない感情の動き。「死」というキッカケで距離が近くなるのではという悲しい現実をこえた所にある現実の優しさが少し感じられたのはすくなくとも救いになるのではと感じる終わり方だと私にはみえました。また違うお芝居も観てみたいです。
 藤岡さん。似合うなぁとも確かほぼ実年齢の役のはずですが。頭の良い分どこか冷静ででもけして冷たい訳ではなく現実を受け止めて、何をしなくてはいけないかを思い行動している。「ハルカ」の距離を家族に近づけるカギになる存在。根底にある優しさがみてとれました。彼の髪には驚かされました。おそらくこの中では一番作品を拝見している方なので。また違う一面をみせて頂きました。面白かったです。また違う役も観てみたいです。
 青木役、屑屋さん。彼女の冷静な芝居と台詞は刺さりました。仕事としての冷静な振舞い。「リサ」にかけた最後の言葉はとても印象強く感じられました。はっとさせられましたし、納得させられました。凄いなそういう考え方もあるんだなぁと。「死」という現実を客観的に彼女を通して観客側が一番感じとれる役だし、考えさせられる役なのかなぁとも思いました。また違う役も観てみたいです。
 少し脚本を買わなかったことを後悔してます。目的だけ果たしてバタバタと出てきてしまったので・・・。こうした静かな会話劇も好きだなぁ。また違う作品も拝見してみたいです。
 ここらで締めたいと思います。皆様お疲れ様でした。