
会場に入って思ったこと「なんだこれ?」とてもシンプルな舞台セット。(あっ写真撮り忘れました😅)
音楽に関しても改めて聴くとどちらかというとデジタルの音が強めで何かゲームの世界観というか、現実離れしている印象があります。
作品のは重たい「死」を題材に展開していくのに静かで儚く美しい印象があります。申し訳ないのですがとても静かすぎて眠たくなりました。疲れていたせいもあるかもしれませんが。言葉の裏に潜む恐ろしさとやはりこの世で一番怖いのは「人間」だなぁと思いです。でも最後はどこかスッキリする印象は相変わらず、世界観はやはり好きだなぁ。救いは少ないんですけどね。
仲田さん、正直言っていつもの儚く、かわいらしい印象を覆してくれました。弱く、泣き虫で自己否定の高い役所が姉の死をキッカケに自分への怒りや姉や家族の気持ちを受けてから行動を起こして行く姿は自分の殻もがきながらもを打ち破ろうと闘いを挑む姿はカッコ良かったな。
瀧川さん、相変わらずの上手さ。憎たらしい役。彼女も心の闇を抱えている。未来がみえないから今を楽しもうとする。今が楽しければそれでいいという今時の刹那的な考え方そんな少女を見事に演じてるなぁと思いながら拝見してました。
八代さん、この方の芝居に震えました。佇まい、表情、台詞の言い回しどれをとっても凄かったです。特に芝原さんに「首を絞めて」というシーンの闇の深さ。そして伊藤さんとの電話のやり取りの穏やかな表情に優しさを感じました。自分に闇を抱えて「死にたい」願望があるからこその闇を持つ人間への共感にも似た思いからくるのではないかと思います。勿論、私自身が八代さんの芝居が好きだからという想いももちろんあるのでしょうけれども。凄かったなぁ。この方の芝居の凄さを思いしらされました。
芝原さん、今回の作品で一番印象が強かったのは彼でした。とにかく「笑顔」が怖い。これ程怖い笑顔を観ていてゾクッとしました。この世で一番怖いのは「人間」だなぁと改めて思ったのは彼の芝居でした。ある意味彼の芝居の凄さを感じました。
伊藤さん、彼女の芝居も凄かったな。「自殺」の原因が最後まで感じなかったのも面白かったです。強気な彼女でも脆さがあるという一面があるという人間の弱さが一番出ていたのかもしれません。やっぱり上手いなぁと思いながら拝見してました。
いばさん、壊れ加減が凄かったなぁ。行き場のない怒りの表現が素晴らしいかったのではないかと思います。おそらく事情を理解出来たのでは薄々と。でも本人に向けるわけにはいかないのでという所ですかね。そんな気がしてなりません。
藤井さん、この方の芝居を久しぶりに拝見しました。いばさんとは逆に行き場のない思いを自分を責めることに持っていってしまう。そして自分のせいで娘を傷つけてしまい自分をより責めてしまう。難しい役所。表現力はやっぱり
上手いなぁと思いながら拝見してました。
最後の場面は彼は「死」を連想させるモノでしたし、斜田さんもアフタートークでもそんな感じだったのでスッキリはしました。
最後の場面ですが私としては彼は死なないのもありかなと思うのです。そして陽毬は彼に向かって言うのです。
「今の私には空は落とせませんが、思ってもみないモノが自分に降りかかってきた感想はどうですか」
と満面の笑顔をたたえて告げるのはどうかなとふと思ったりしたのでした。私の妄想ですけれども。
ではここらで締めたいと思います。皆様お疲れ様でした。