少食に大きなコンプレックスを抱える代理店勤務の若い女性が主人公。会社のみなさんと飲み会にも行けないし、一人で外食ができないし。もちろん、誰かと外食も。いずれも、自分の分を食べれないから。残す量が半端ないんだろうな。こういう人はこれまで物語の中でもお会いすることはなかった。でも考えてみりゃ夕食に対しての俺もそうなので、うん、気持ちわかるわー。仕事も忙しくストレスフル。もう夕飯の準備もしたくない。好きな小料理屋に食べにいきたいけど、2品くらいしか食べれないからなあ。そんなときに隣の大学院生さんを助ける。お礼として一緒にご飯に行ってもらい、自分でとった分以外を食べてもらう。楽しい。彼は料理も上手。彼女のためにご飯を準備して、素敵な豆皿に料理を盛る。料理は見た目もとても大事なわけか。いい話じゃないか。二人の関係のみならずそれぞれの生活の紆余曲折が丁寧に、料理を挟み込みながら描かれてる。んで、いい雰囲気からちょっと壊れ気味になり、もちろん最後はハッピーエンド。はい、立派な恋愛小説でもありました。でも嫌味が欠片もない、読んでてキャラみんなを好きになっちゃう、豆皿いいなと、100均で見直した。おもしろかった。