心のケアを求めてやってきた人に治療薬 として猫を処方する。先生はミケと呼ばれ。読み進めていくうちに謎は増える。病院は存在したりしなかったり。常に予約の患者を待っている。先生と看護婦にそっくりな、芸姑さんと保護センターのスタッフ。なるほど、それぞれがこうつながるのか。ことの始まりは違法ブリーダーのひどい世界。それを考えると、どんなに次の世界が素敵でも、死んでいった子たちでない、そこで生まれた命に対してもただ、人間は馬鹿で自分勝手で申し訳ないと謝罪の気持ちでいっぱいになっちゃう。そしてそれを知ってか知らずか、彼らはこの物語のように助けてくれる。財こそが愚かさの原因なのかもなあ。
成猫を突然飼うってどんなもんなんだろう。もし犬を処方したら結果人は癒され、前を向ける話にはなるんだろうけど、効果具合は変わってくるんだろうな。それもぜひ読んでみたいなんて思った。おもしろかった。