二作目の再読。今回は愛ちゃんを見守るお姉さんの海果の構図が強いかな。なので、愛ちゃんの繊細さや、実はこの頃の恥じらいなんてのも新鮮に沸き立ってくる。ちくしょう、この作者ほんと、うめえなあ。なんとなくチャラいのに。愛の、映画エキストラ出演。家を取られないようにするための借金返済月15万円へアップ。野菜の直接取引から始まるコウヘイと愛の友情。一郎と一緒に中学野球部の助っ人。更に増える中学でのお弁当販売。どれもいいエピソード。でもラストの愛の修学旅行のエピソードだよ。出発するバスを前に海果に抱きつき、「私、本当に行けるんだ…」この言葉に涙腺崩壊。修学旅行の積み立てができてなかった愛への奇跡。いや、奇跡なんかじゃない。誰かの施しでもなんでもない。十分納得できる労働への対価。くそう、ほんと、この作家うまいよなあ。というわけですばらしかった。