手足が毛だらけになり、それはまるで猿のよう。そしてぐにゃぐにゃと動く。これは呪いか。怪異の気配は感じられない。おー、そうそう、そういった本だった。物語の中でのみ通用する常識みたいのが、ホラー系にはあって、それが特有の世界観を作り出す。そう考えると、気配がないのに怪現象があるのは、不思議だなあと。うん、怪異自体あることが本来は不思議なんだけど。いじめられてる学校の先生に怪異が取り付き、壮絶な身体能力をもった怪異と化す話。なんだかすかっとしてしまった。もしかして、自身の常識が毒されたのかもしれんなあ。でも、憎たらしいんだもん、ガキどもが。ざまみろ。もちろん九十九が怪異はきちっと退治したところで、私も正気に戻りましたとさ。おもしろかった。