病気の兄の世話をする妹。その妹が淡々と家族史を語るノンフィクション。ストレートな言い回しで飾り気のない文章だから、空気のように頭の中に入っていく。他人様の赤裸々な生活が肌で感じられるのって、目新しいかも。エッセイでも作者先生のものなんかだと、ここ、誇張してるよな、ちょっとカッコつけてるかなと、あるもんだけど、この本からはあんまり感じられなかった。死んだら生まれ変わるという考えが静かに流れてる。自分はどうかな。死んだら皆で天国で楽しく過ごすと思ってるな。都会ではなく、自然豊かな中での、好き勝手な生活が素敵だよな。海の近くに最後は住みたいななどとぼんやり考える。兄も妹も定年してるみたいなので、感情の起伏もそれほどなかった。まあ、しょうがないよなみたいな。また、いつかふと思い出して再読しそうな本だよな。おもしろかった。