地震をきっかけに恐竜が現れる。そして息子の敵をとるため、老人は恐竜を追うという話。ほー、なんともレトロと思いつつも、地震についての詳しい説明と正確な予知を可能とする論理ががっつり入ってて、ついつい恐竜もいても不思議じゃないかもと騙されるのがいいねえ。人の書き込みもしっかりしてて、誰が誰?みたいなことなく、みんなの顔が浮かんでくるので、読みやすい。あ、ダイオウイカが襲ってきた!そのイカを恐竜が食っちまった!そんなお化け屋敷みたいな海なんだけど、小説の中では、漁師は海を恨まないと書いてある。たとえそこで死んでも。海は糧をくれると。自然を恨んでもしょうがない。そんな思いが強くなる。楽しみました。