25/06/07 桂木優 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録 | ptureのブログ

たまたま点いてたテレビ。深夜バスに乗る人にインタビューというやつ。そのなかに両俣小屋のおばあちゃん管理人さんという矍鑠たる人がでてた。両俣小屋って聞いたことがあるな、K-9かなんかにでてきたのかなと記憶に残った。数日後にこの本とKindle Unlimitedeで出会った。もしやと思いKeep。そして読み終わる。やっぱりあの方だったのか。昭和50年代、まだ管理人として2年目の女性と、小屋や幕営地にいた大学のワンゲル部。彼らがタイトルの通り台風の被害を受け、小屋は全壊のおそれ。生き残るために装備などほとんどないまま遠くの山荘を目指すという話。靴を流され靴下4重ですすんだり、マッサージしあってなんとか寒さから命を繋ぎ止めたり、声を出し合って、励ましあう。若い管理人さは自分の判断が遅かったあるいは内容が甘かったと自問する。そして助かり、喜び合う。うん、あのおばあちゃん、まさに山小屋の管理人としてプロだったんだな。宿の女将とは違う。山のプロ。登山者を生に導く人って。テレビと小説。こんな偶然がとても嬉しい。おもしろかった。ちなみに解説がk-9の作家の樋口明雄だったのも喜んじゃった。そうそう、小説中では管理人さん、実名。そして作者名はペンネーム。こりゃまたユニークですな。