あれ、品の良い学者先生っぽい洗練された文章と内容だなというのが最初の感想なれど、読み進むうちにだんだん、知ってるリンボウ先生がひょうひょうい顔を出してくる。でもまずはイギリス謳歌が聞けてなにより。樺太と同じくらい北で、地表の土は実はとても薄いし、植物だって育ちにくい。自生種もわずか。それがイングリッシュガーデン発祥の地という掘り下げ方にうわあと驚くわなあ。イギリスすげえなあ、一方日本はホント自然的には豊かだったんだなあ。音楽、特に声楽への造詣が深いのかあ。え、地下室あって、そこは蔵書がたくさんなのかあ。山梨の山の中に山荘もってるのかあ。ユーノスロードスター乗ってるんだ。お、相変わらずの今の日本文化に物申すとか。歌舞伎の良さが全くわからんとか言っちゃったよ。一族学者さんだらけで、でもみんな分野が違うというの、すげえ。天寿を全うしたんなら、親でも笑って見送ろう、泣く必要はない。子どもは自分のものじゃない等々。概ね賛同し、一部はえーっと思いながらページを捲っていく。見たことのない漢字がでてきたり、和歌が度重なりでてきたり、素敵な表現があったりと、とても素敵な読書だったなあ。うん、おもしろかった。