24/03/17 小川一水 こちら、郵政局特別配達課(1) | ptureのブログ

この作家だからSFなのかと思ったら違った。どたばた非常識お仕事小説というか、スラップスティックな香りただようきれのよい小説。自宅で死にたいという老人には400,000円のでかい切手を家に貼り付けてお届け。途中工事やら米国高官警備のために道路封鎖を皇居の主のOKをもらって横切ったり。ダービー馬を手違いで送っていないことが判明すれば馬に切手を貼って馬運搬車でもって、敵の妨害をかいくぐり届ける。(間に合わないけど)依頼されたブツは実はプロトニウムで、このままだと爆発。だからちょうど発射前のロケットにのっけて宇宙で爆発。正体不明の病気のためのウィルスを新幹線で東京に運んだり。しかもどれも、新幹線でさえ郵政局特別配達課のもので運ぶ。真っ赤なカウンタックも天井にでかい郵便マークがついてる。いやあ、馬鹿だなあ。もちろん利益度外視。俺たちゃサンダーバードかってセリフが笑える。赤字でyほいのかについては、180兆の金を持ってるから問題ないとか。それ、みんなが預けた金でもあるよねえ。スカッとする。ご都合主義なんてなんのその。おもしろけりゃいいだろって割り切りがすごい。それでも、どうやら特配課を実は事務次官は使えるだけ使って最後は潰す計画らしい。次は陰謀も入ってくるのだな。でもまあきっと安心して読めるのでしょう。おもしろかった。