このタイトルで可愛らしい女の子の表紙。児童文学系かとおもって借りたんだけど、ホラーだった。まだ幼稚園に通ってない娘の春子をお父さんである主人公は近くの児童館にたびたび連れて行く。まだ小さい娘のたどたどしい言葉や、それを理解して喜ぶ主人公。なんか微笑ましい。娘はおばけを見るという。まあ、そういうものでしょ。まだ児童文学。あれ、お母さん出てこないな。お父さん、仕事何してるのかな。え、お母さん、二階の家族三人の寝室の天井にはりついてる?内臓は屋根裏に侵食してる?凄まじい意外性。それでも、話は淡々と続く。不思議なこと、おっかないことがおこっても主人公はあまり動じない。彼らが済む世界は日本の中でも隔離されてる模様。バイオハザード的ななにかがあったみたい。怖いでしょ、怖いでしょって物語ではない。なんか、そこに別の意味を込めてる的な感じ。あ、作者SF作家なのか。だとしたらさもありなん。でもそういうのは感じるものだろうから、あえて読み解かず、感じるままに受け取った。結果。いかなる姿でも家族は家族だし、娘は可愛いし、お父さんは家族のために頑張るもんだってね。不思議な状況でも家族仲がいいことは素晴らしいね。楽しみました。