2年間一緒に住んでた猫が死に、その埋葬のシーンから。いきなりつらいんだけど。どんな関係だったのかわからないけど、ただ悲しい。主人公の明海くんは小さな梱包企画会社の社員。同じ課には憧れる素敵で可愛い一つ年上の弥生さんがいる。明海くんは猫が死んだあと古本屋さんで死についての古本を買う。そこには名刺がしおり代わりに挟まれてた。ラインマーカーが引かれていた場所に感動して意を決して名刺の人に連絡をとり、知り合いに。相手はあかねさん。二人は飲みに行ったりと仲良くなる。あれえ、三角関係まではいかないけど、3人の恋の行方、最後はどうなるのでしょうかって話か。そういう恋愛小説はちと苦手なんだがなあ。でも、舞台が西船橋ってところ、この作家特有の素敵な表現、ごんママやキリコさん、岬の喫茶店とかちょいとでてくるところ、そして上からは評価されずともいい上司やらと秀逸なキャラとかが物語を彩ってくれるから、結果的には500ページ以上の一気読み。きらきら眼鏡ってなんなのかが物語中盤でやっと説明がきたのはびっくりだ。しばらくこのタイトルはなんぞやって思ってたからなあ。クライマックス、あかねさんの彼氏とのやり取りが泣けた。コーラのペットボトルを通してのまるで子供みたいな心の通い合い。ただ素敵だった。あー。おもしろかった。