23/08/06 中山七里 闘う君の唄を | ptureのブログ

一生懸命の幼稚園の新任の先生。モンスターペアレンツに負けず子供の信頼を勝ち取っていく、いい話じゃんか。でも話はまだ半ば、このままでは終わらんだろうなと思ってたらまさかの中盤でのどんでん返し。うわ、つれえなあ。まさかの、死刑囚の娘だったとは。ここからの葛藤がすごかった。なんでこんなストーリーをかけるんだろう。馬鹿親達の気持ちもわかるよ。決してそうはなりたくないとは思いつつ。人って残酷だな。どうしてその人本人を素直に見ることができないんだろう。俺もそうなのかなと思うととてつもなく寂しくなる。遺伝ってありえるんだろうか。考え、もしくは本能の遺伝。うん、絶対ありえないと思いたい。遺伝よりも環境か。犯罪者の子供は信じられない。排除すべきって絶対この社会にはびこってるんだろう。ただ怒りを感じる。でもそう信じても、それを裏切られたら。そのあたりの周りの心の揺れが実に見事に描かれてる。ありえないって言い切れない自分をみつけてしまった怖さよなあ。ところで保護者会と銘打つ親たちのあまりに無法な振る舞いはひどすぎ。先生達も大変だよな。そりゃ先生達のメンタルの比率があがるのもわかるわ。先生がんばれって素直に声援をあげたくなっちゃう。けど、一方で子供達をろくすっぽみない先生もいるんだろうから、このあたりは難しいところ。この本、中島みゆきの唄にインスピレーションを受けたらしい。ああ、それでこのタイトルか。んじゃ、過去が少し晴れた主人公や子供達にいわなきゃいけないよな。ファイトって。おもしろかった。