1話目は裏世界を二人でまさにピクニック。弁当持って。んで変な建物の中でランチしてると外の様子が一気に変わり空魚が怪異に取り込まれる。のほほんとしたひだまりから良質な怪談いや理不尽な世界の展開がいいねえ。2作目はカラテカとヤンキーな友達と歯を奪う老婆の話。自分が怪異を引き寄せたんじゃなく、ただ事故に会ったようなものという発想がこの本の怪異への見立て。怪異に理由はない。なぜか存在し、その行動に理由なんてない。うん、なんとも動物的だなあとこの発想もよいなあと。カラテカ、強いぞ。3話目は閏間皐月を慕うカルトな集団に小桜と空魚が拐われる。空魚の、実は常識離れした実態。肉体と銃と知恵で戦う話はこれまでとえらく違うな。そして閏間皐月だ。完全に取り込まれてもうあっちの世界のモノになってしまったのか。鳥子も小桜ももう、皐月はいないんだと理解したのかな。そうなると、今回の話でまずは前編クリアで、次回から裏世界に行く必要なくなっちゃうことにならないか。どうするんだろ。そのへんがまた次を読みたくなる要因になるなあ。展開する怪異の意外性が楽しいな。おもしろかった。