21/11/11 柚木麻子 私にふさわしいホテル | ptureのブログ

小説家として本を出すことを夢見る女性、加代子が、悪知恵を絞ってすさまじい行動力で成功を勝ち取る話。笑えるし、初めは線の細い主人公かと思ったら、全くそんなことなく、その意外性にあぜん。そして、力強さに元気づけられた。ライバルというか天敵の東十条先生がいいねえ。賞の選定に思いっきり私情をいれるし、加代子の本質を見抜いて、興味本位でハングリー精神をたきつけるとか、とても人間的。とてもよいんだけど、ただ最後の話が実は新人賞とったときからの復讐だったってのが、残念。怒りのパワーがもっとも大きいのは復讐だとは思うけど、なんだか後味が悪い。とても楽しめましたけど。