このミステリーはすごい!すごかった!学校のいじめを含む本当に幾多の苦難を一つづつ乗り越えてピアニストに近づいていく少女とそれを支える岬先生。ピアノのテクニックや弾き方、たくさんのピアノの名曲の字での表現の巧みさ。決して感動小説になっていない、どちらかというとスポ根小説。それらの間に事件は起こるんだけど、それよりも遙の努力にばかり眼がいっちゃう。遙を担当した医者もいいなあ。決して甘いことは言わない、でも遙の回復を本当に喜んで自らの励みになっていることも15歳の少女に吐露したり。事件の解決がなんともまた。コンクールの結果発表のその場で岬と少女の間だけでというシチュエーション。そして真実のすさまじさ。ああ。そうだったのかなんてレベルじゃなかった。ここまでは解決はこの小説のおまけみたいに思えてたけど違った。やられた、そうくるのか、ここまでのすべてのストーリーが全部置き換わる。しかも本当にわずかなページによって。一気読みで読み終わって翌朝もまだ衝撃が残ってたくらい。こんな本、本当に珍しい。ああ、面白かった!!