ああ、純文学ってこういうものなのかしら。近代のたくさんの読んだことのない巨匠の小説はこういうものだろうかと思ってしまった。そして読むことを止められない。面白いからだな。淡いようにみえて、とても深い男性同士の愛ってところがなんかきっと純文学ではあるんだろうと。三浦が書いているのだからひとつ間違えたらBL全開になりそうなのに、全くそんなことはない。美しく、静かに、世界に溶け込んでもいて。こんなのも書けるのか。すごいなあ。
またもや古本屋が舞台。なんか古本屋舞台って多くないか?いいけど。しかし息子の友達が稀少本を本の山から発見して、それで父親は自分の居場所はもうないと思って家をでていったって。そりゃ、残されたほうは不幸だよなあ。色々あるけど、そんなことで小さい子供を残して出ていくな!ってこと。でも、短編も2つついて 最後はハッピーエンドというか静かに満ちて終わる感じだから読み終わったあとは気分がよい。文句なくおもしろい。こ
解説があさのあつこだったがこれもすごかった。小説に十分負けてない解説だったぞ。読み応えあったなあ。