心不全 緩和ケア 理学療法士の役割 | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

心不全患者さんの緩和ケアが診療報酬として認められて1年近くが経過した。

世の中の緩和ケア病棟では、どれくらい心不全患者さんの緩和ケアをしてるのかな、と考えていましたが、聞く話によると年間10例を超える病院はほぼないらしいです。

まだまだ始まったばかりですから、仕方ない。
というか、緩和ケア病棟での緩和ケアが理想的なのか疑問でもある。


ガン患者さんとは色々と条件が違うし、個人的には心不全患者さんに緩和ケアという考え方が必要なことが少し広まっただけでよしとしたい。

心不全患者さんに緩和ケアが必要なことは、真剣に向き合ってきた人なら前々から分かっていたこと。
ガイドラインに明記されたことに意味がある。

おそらく、在宅での心不全患者さんの緩和ケアや看取りの在り方が今後問われてくると思う。

僕もたくさんの心不全患者さんを看取ってきた(入院患者さん)中で思うところはたくさんある。

寿司が食べたい

って言ってた患者さんに、主治医から許可が出たことがあった。

すごく嬉しそうに食べていた。

EndStageになると、そもそも食欲もないしたくさんは食べられない。

そんな中で、少しだけ塩分のあるお寿司を食べても、実は大きな問題にはならないのかなとも感じる(あくまで感想です)。

最期だから、と言うと最期はいつから?って判断が難しいのが心不全患者さん。

BNPでもCTRでもわからない。

でも、コメディカルだからこそ時間をかけてわかり合えるところがある。

なんとなく、雰囲気というかなんというか、なんとなくだけどわかる。

ACP(アドバンスケアプランニング)だって、コメディカルにも役割はあると思うし、なんでもかんでも主治医にお任せはよくない。  

最期のときについて、しんみりせずに話し合える様な関係づくりができるようになってきたのはほんとここ最近だと思う。

死を否定せず、死を前向きに受け入れる。
変な誤魔化しがあるとすぐバレてしまう。

こいつは俺の死から逃げてるな

って。

最期のときだからではなく、そういうときが必ず来る病気(臨床症候群)だからこそ、早く理解してあげて、すこしでもその人らしい最期に向かってあげたい。

最期がどこかとか、そんなんじゃない。

ACPの目的はそこではない。

もっと勉強していかないと。