慢性腎不全と慢性腎臓病 | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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慢性腎不全と慢性腎臓病。

似ているようで違うような…

そこんとこちょっと調べてみました。

慢性腎不全とは

数ヶ月ないし数年以上にわたって正常な腎臓の有する排泄・内分泌機能・調節機能が進行性に低下し、腎機能不全に至って体液の量・質的恒常性が維持できなくなり、多彩な症状を呈する症候群である

とされています。

一方、慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は、従来の狭義の腎疾患だけでなく、さらに広い病態あるいは症候を含む疾患概念であり、2002年にアメリカで提唱されました。

CKDは腎機能低下の指標とされているGFRを基準にステージ1~5に分類され、ステージ3以降が慢性腎不全にあたるとされています。

なるほど、双方の関係性が見えてきましたね。

CKDという疾患概念があり、その中で慢性腎不全という症状があるということでしょうか。

では、ここまで腎臓の働きと機能(検査結果など)をみてきました。

まだ見ていない方は過去の記事を参照して下さい。

CKDになる原因はなんなんでしょうか?

CKDの患者は国内で推定1330万人とされています。

すごい量の患者さんが日本中にいるんです、これだけいればリハビリを経験していくなかで避けて通ることはできないことがわかると思います。

慢性腎不全の原因となる疾患は非常に多岐にわたりますので、ここには書ききれません。

しかし、どのような原疾患であっても、病期が進行すれば腎不全に至る可能性を秘めています。

近年、人工透析新規導入患者の原疾患は何が多いかご存知でしょうか??

実は

1位 糖尿病性腎症

2位 慢性糸球体腎炎

3位 糸球体硬化症

となっています。

特に1.3位が原因となる透析導入が増えているようです。


では
少し難しく、私も十分には理解していませんが、慢性腎不全の病態の1つをお話します。

慢性腎不全は先ほどお話したように原因となる疾患は多数あります。

しかし、ある程度共通の経過をたどると考えられています。

糸球体に問題があるとき。

これも糸球体の上皮細胞、内皮細胞、メサンギウム細胞などどこに原因があるかで違います。

しかし、いずれに原因があったにせよある程度以上ネフロンが障害されると、自動的に腎障害は進行します。

そして、このような状態の腎臓の組織は、共通して糸球体の肥大と硬化を示します。

糸球体硬化の機序として、過剰濾過説があります。

これは、糸球体が硬化すると残っている糸球体の機能亢進が起こり、正常な糸球体が頑張りすぎます。

たくさん濾過するために糸球体が高血圧の状態となります(糸球体高血圧)

すると、糸球体がさらに破壊されて腎不全が進行するとされる説です。

また、尿細管においても、原疾患に関係なく共通の症状があります。

尿細管間質の線維化です。

その結果末期腎不全へと至っていくのです。

少しはなしがそれたかもしれませんが、本日はこの辺にしておきましょう。

腎臓の勉強はとってもためになりますね。

今後も継続して配信できればと考えています。

PT国家試験問題基準にもこの慢性腎臓病がありました。

私が国家試験の勉強をしていたとき、果たして勉強したのでしょうか、そこも今や不明です…

遠い過去の話ですね。笑


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