たまたま今週、オンラインで観ることができるということで、観てみました。

↓ともかく予告編を。

 

これまでいじめに取り組んできて感じるのは、加害者対策の必要性。

学校は証拠隠しに口封じで隠蔽して、被害者を泣き寝入りさせる。

加害者は周囲の大人が尻拭いしてくれるのだから、
やりたい放題にエスカレートしていく。

 

・・・気がつくと、加害依存の状態。

いじめ加害者は、社会に出て犯罪者になる確率が6倍です。

 

そんなわけで、痴漢や盗撮、小児性愛の本を出されている斉藤先生の講座も何度か受講してきました。

 

この映画は比較的初犯など犯罪傾向の進んでいない人が入っている刑務所で、

民間支援員が入って、おもにグループワークをされています。

 

その結果・・・

TC出身者の再入率は、他と比べて半分以下!

TC(Therapeutic Community=回復共同体)

 

これはすごいことですよ。

一度刑務所に入った人は、社会で居場所がなかったり、生きる術が悪い方法以外になかったりで、再犯・再入所率が高いわけです。

 

再犯・再入所率が下がるということは、

社会の犯罪が減るということ。

新たな被害者も減らせます。

 

そして、もちろん加害者だった受刑者も生まれかわることができる。

 

心理療法の「2つの椅子」や、

加害者に被害者役の人が問いかけるロールプレイなど、

さまざまなワークが行われます。

 

もちろんそんなにカンタンに人は変われるものじゃなくて、2年参加という人も。

 

そして出所後は、定期的に会合を持たれています。

いくらやる気になっても

一人じゃがんばれないこと、いっぱいあります。

 

誰かに会って、話して、相談できて、

よし自分もがんばろうと思う。

 

そういう定期的な接点が、すごく重要ですね。

 

そして、なにより砂絵がすっごくいいです!!

 

ちょうど本も出たところだそうです。

 

公式ホームページ https://prison-circle.com/

公式FB https://www.facebook.com/prison.circle/

 

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