近所の公園が、ゴールデンウィークの少し前くらいから、こんなことになっています。今もです。

 

公園の入り口が入れないよう、バーでしっかりガードされている上に・・・

ジャングルジムが、ぐるぐる巻きにされています。

 

さらに、ブランコも台がガッシリと柱に縛り付けてあります。

 

公園内に入ることもできない状態なのに、

ここまでする必要があるのでしょうか?

 

 

一方、ベルリンでは・・・

3月の半ばから、公園が禁止対象になりました。

こういった遊具中心の公園は入り口を防ぎ、

 

大人もリラックスできるような公園では、

入り口はオープンで入ることができ、

 

遊具にのみ赤白のテープを巻かれていました。

どれも、実にシンプルなものです。

 

 

日本の対策を見ていて、すごく悲しい気持ちというか、

絶対に使わせないぞ!という呪いのような迫力があって。

 

その違いは

日本 → 使わせない。使えない。(強制)

ドイツ → 「使わないで」がわかる。(表示)

 

日本のやり方って、国民を信頼していないと思うんです。

 

もちろん、「入り口の柵を乗り越えてくる人がいるかもしれない」という懸念はあるかもしれません。

でも、そんな人はごく少数でしょうし、

 

ドイツ式は、そういったルールを守らないで入って遊ぶことがカンタンにできます。

でも、みんなやらない。

 

日本の民度がドイツに劣るとは思えません。

だって、補償もないのに自粛するくらい協力的なんです。

 

だとしたら、ドイツのように、シンプルに

今は禁止期間だから入らないでね、という表示だけで充分なはず。

 

 

しかも、「密」になってコロナ感染する心配もないでしょう。

だって、入る人なんてほとんどいないんですから、密になるはずがありません。

 

本来の目的「コロナの密を防ぐ」には、

遊具のぐるぐる巻きなんて必要ないはずです。

 

つまり、日本式のぐるぐる巻きやブランコ台の固定は無駄そのもの。

設置時も、解除時も、多大な手間=つまり人件費がかかります。

 

その人件費も、私たちの税金からです。

 

 

4年ぶりに日本に帰って思うのは、

無駄なアナウンスが多くて、うるさ過ぎること!

 

駅で切符を買えば自動販売機が大きな音量で

「チケットを忘れないようお取りください」

 

ビックリしました。

言われなくてもわかります。

単純にウルサイ。

 

しかも、先におつりを取っていたら、

小銭をとる間・・・ずっと大声で鳴り続けるので恥ずかしい。

 

先にチケットの方を取らなきゃいけないの?

順番まで指定される必要ある?

おつりかチケット、どっちかなんて自由でしょ?

 

私ですら、思わずアセッて混乱したのに、

外国人やお年寄りや地方から来た人とか、

絶対ドキッとする。

 

これ、忘れない気遣いじゃなく、早く取れと命令されてるみたい。

 

で、ホームに行けば、

「電車が来ますので、黄色い線の内側までお下がりください」

「扉が閉まります。ドアに挟まれないよう・・・」

同じ言葉を自動アナウンスとホームの係員とで2回以上繰り返す有様。

 

ほんと、いちいちウルサイよ!

 

言われなくても、わかるから!

 

ぜんぜん人を信用していない日本。

 

第一、無駄な情報(ドアうんぬん)が多いと、

必要な情報(行き先など)が紛れてしまいます。

もし外国でこんな状況にあったら、混乱するでしょう。

 

要は

きれいな言葉づらをまとった「命令」なんじゃないでしょうか。

 

公園の異様なテープの巻き具合も、

うんざりするくらいのアナウンスや自動音声も、

 

不必要な気づかい。

形を変えた命令。

 

もう止めてほしい。

そんなもの、いりません。

私たち、自分で判断できますから。

もっと国民を信頼して、私たちの判断力を奪わないでほしいんです。

 

#コロナ #公園 #ドイツ