「がん治療は最初の治療が大切です。良く考えましょう!」
これは、どこの講演会に行っても、私が必ず言っている言葉です。
少し前までは、局所治療の選択肢は、手術しかありませんでした。
その為、がんと診断された後の治療法について検討は不要で、「手術が可能」と判断されたら、手術を受けるしかなかったのです。
しかし、近年では、放射線治療、重粒子線治療や陽子線治療で局所制御が可能となり、
症例を選べば、手術と同程度に完治を期待できるようになりました。
例えば【小さな肺がん】。
これは、どの治療方法でも完治の可能性が非常に高いがんです。
自分の仕事や生活に合わせた治療法を、患者さんやご家族に選択していただけます。
にもかかわらず、多くの患者さんやそのご家族は、最初に出逢った医師、診断を下した医師の意見に従う傾向にあります。
自分たちで考えることを放棄し、医師に全てを任せてしまっているのです。
これはいけません。
そこで、冒頭の「がん治療は最初の治療が大切です。良く考えましょう!」に繋がるのです。
色々な治療方法があるのであれば、治療を受ける前に、それぞれの特徴をよく調べましょう。
自分や家族で調べられないときは、セカンドオピニオンを利用して下さい。
食事に行くときには、「今回は何を食べよう?」と考えます。
予算や参加人数から、ネットや本、口コミなどを調べ、どのレストランに行くかを決めます。
車を買うときも、その車について色々調べ、友人の意見を聞きます。
たまたま家の近くにあった車屋さんのディーラーに相談し、そのまま勧められた車を買う人はほとんどいません。
日常生活では当たり前に行われている「自分で考えて決める」ことを、
がん治療の治療法を決めるときには行っていない人がほとんどです。
がん治療を受けるときにも、よく調べ、よく考えるようにしましょう。
治療方法を選択することに限らず、考えることは、自らを幸せにする第一歩です。
オフは散歩を楽しんでいる私ですが、講演に行った先での移動は、頻繁にタクシーを利用しています。
寡黙に安全運転に徹する運転手さん、すぐに話しかけて下さる運転手さん、逆に話しかけ辛い雰囲気を出している運転手さんなど、運転手さんも様々です。
私は人と会話をすることが好きなので、タクシーの運転手さんとも積極的にお話しをしています。
数年前、中国地方の都市でタクシーを利用しました。女性の運転手さんでした。
「会社に女性のドライバーは、何人ぐらいいるのですか?」と質問すると
「全員ですよ」と回答され、驚きました。
その会社は、社長以下全員が女性だそうです。
暫くすると「制限速度を超えました」というナビの声が聞こえました。
「制限速度内で走るのが会社の規則なので…」と彼女が教えてくれました。
タクシー会社にとって、最大の損害である「事故」を未然に防ぐKYYですね。
第3回 KYY
http://ameblo.jp/ptrc/entry-10983177102.html
このタクシー会社はリピーターが非常に多く、中でも高齢者のリピーターが多いそうです。
独り住まいの高齢者は、彼女たちのタクシーを利用してスーパーに行きます。
彼女たちの仕事は、「スーパーに送って終わり」ではありません。
高齢者がスーパーで買い物をするとき、彼女たちが、自分の両親の買い物に付き添うように高齢者に付き添います。
そして、買い物が終わったら、購入したものをタクシーに運び、また自宅まで送って帰るそうです。
お年寄りがリピーターになる理由が納得できました。
この夏に東北地方でタクシーに乗った時には、天候の話になりました。
「最近、全国的に集中豪雨が多く大変ですね」と話しかけたら、
「ここ数年、東北地方の冬には、ものすごい雪が短時間に特定の地域に降る、集中豪雪が多くて…」
と教えてくれました。
鹿児島にいると全く耳にしない言葉、話を聞け、楽しい時間を過ごしました。
私は、移動も、講演も、時には失敗したことであっても、いつでもどこでも、どんなことでも楽しんでいます。
皆さんも、毎日を楽しんで過ごしてください。
寡黙に安全運転に徹する運転手さん、すぐに話しかけて下さる運転手さん、逆に話しかけ辛い雰囲気を出している運転手さんなど、運転手さんも様々です。
私は人と会話をすることが好きなので、タクシーの運転手さんとも積極的にお話しをしています。
数年前、中国地方の都市でタクシーを利用しました。女性の運転手さんでした。
「会社に女性のドライバーは、何人ぐらいいるのですか?」と質問すると
「全員ですよ」と回答され、驚きました。
その会社は、社長以下全員が女性だそうです。
暫くすると「制限速度を超えました」というナビの声が聞こえました。
「制限速度内で走るのが会社の規則なので…」と彼女が教えてくれました。
タクシー会社にとって、最大の損害である「事故」を未然に防ぐKYYですね。
第3回 KYY
http://ameblo.jp/ptrc/entry-10983177102.html
このタクシー会社はリピーターが非常に多く、中でも高齢者のリピーターが多いそうです。
独り住まいの高齢者は、彼女たちのタクシーを利用してスーパーに行きます。
彼女たちの仕事は、「スーパーに送って終わり」ではありません。
高齢者がスーパーで買い物をするとき、彼女たちが、自分の両親の買い物に付き添うように高齢者に付き添います。
そして、買い物が終わったら、購入したものをタクシーに運び、また自宅まで送って帰るそうです。
お年寄りがリピーターになる理由が納得できました。
この夏に東北地方でタクシーに乗った時には、天候の話になりました。
「最近、全国的に集中豪雨が多く大変ですね」と話しかけたら、
「ここ数年、東北地方の冬には、ものすごい雪が短時間に特定の地域に降る、集中豪雪が多くて…」
と教えてくれました。
鹿児島にいると全く耳にしない言葉、話を聞け、楽しい時間を過ごしました。
私は、移動も、講演も、時には失敗したことであっても、いつでもどこでも、どんなことでも楽しんでいます。
皆さんも、毎日を楽しんで過ごしてください。
中国人患者さんを治療する機会が増えてきた当センターですが、
先日、中国人患者さんのご家族から「本人に『がん』と伝えないでほしい」という希望がありました。
20~30年前の日本でも、こういった希望が聞かれましたが、
近年の日本では原則、患者さん本人にもがんであることを告知しています。
今回のこばなしでは、この告知について考えてみます。
十数年前までは、がんが局所に限局し、手術ができる場合を除き、進行したがんの完治が難しい時代が続いていました。
その為、緒検査の結果「がん」と診断しても、告知による本人のショックが大きいと考え、まず家族に告知し、本人への告知はご家族の意思を尊重していました。
未だに「がん=死」というイメージを持つ方が多く、告知によって強烈なトラウマが生じ、心に大きなダメージを受けることも少なくありません。
しかし近年では、手術・抗がん剤治療・放射線治療・粒子線治療、それぞれの技術が格段に進歩し、それらを組み合わせることで、治らなかったがんも完治する時代になってきました。
また、1981年の「患者の権利に関するリスボン宣言」の中にも、患者さんが「自己決定の権利」を有することが明確に書き込まれました。
これらのことから、「がん告知」が日本でもあたり前になってきたのです。
私は、心にダメージをうけたがん患者さんと接する機会が多く、自己流ではありますが、そのような心のケア方法を身につけましたので以下にまとめます。
1)良く話を聞いてあげる
2)正直に話をするが、病気に関して脅したりネガティブなことを強調することはしない
3)生活習慣病であるがんは、病が治ったら生活習慣を変える必要があることをアドバイスする
4)他の治療法や医療機関に対するネガティブな説明をしない
これからも、世界中の人に正しく優しい説明を続けていきたいと思っています。
それが幸せな医療の提供です。
先日、中国人患者さんのご家族から「本人に『がん』と伝えないでほしい」という希望がありました。
20~30年前の日本でも、こういった希望が聞かれましたが、
近年の日本では原則、患者さん本人にもがんであることを告知しています。
今回のこばなしでは、この告知について考えてみます。
十数年前までは、がんが局所に限局し、手術ができる場合を除き、進行したがんの完治が難しい時代が続いていました。
その為、緒検査の結果「がん」と診断しても、告知による本人のショックが大きいと考え、まず家族に告知し、本人への告知はご家族の意思を尊重していました。
未だに「がん=死」というイメージを持つ方が多く、告知によって強烈なトラウマが生じ、心に大きなダメージを受けることも少なくありません。
しかし近年では、手術・抗がん剤治療・放射線治療・粒子線治療、それぞれの技術が格段に進歩し、それらを組み合わせることで、治らなかったがんも完治する時代になってきました。
また、1981年の「患者の権利に関するリスボン宣言」の中にも、患者さんが「自己決定の権利」を有することが明確に書き込まれました。
これらのことから、「がん告知」が日本でもあたり前になってきたのです。
私は、心にダメージをうけたがん患者さんと接する機会が多く、自己流ではありますが、そのような心のケア方法を身につけましたので以下にまとめます。
1)良く話を聞いてあげる
2)正直に話をするが、病気に関して脅したりネガティブなことを強調することはしない
3)生活習慣病であるがんは、病が治ったら生活習慣を変える必要があることをアドバイスする
4)他の治療法や医療機関に対するネガティブな説明をしない
これからも、世界中の人に正しく優しい説明を続けていきたいと思っています。
それが幸せな医療の提供です。
先日、青森で開催された「日本加速器学会」で特別講演を行いました。
依頼を受けた3月までは全く知らない学会だったのですが、引き受けることにしました。
「加速器」とは、粒子を加速させる装置の総称です。
当センターの加速器については、以下のページ 1~3の項目をご覧下さい。
粒子線治療装置
http://www.medipolis-ptrc.org/device_2.html
学会の会員数は約500人。
この時期に学術大会を開催するのは、加速器は夏にメインテナンスすることが多いためだそうです。
学会当日は、記憶に新しい台風が西日本で猛威をふるっていた時でしたが、
前日は東京にいたので、難なく羽田 → 青森に移動し、余裕を持って会場に着くことができました。
講演会場は1000名以上が座れる大きな会場で、
私の発表時には、一般参加者も含めて300~400名の方が着席されていました。
今回の講演の持ち時間はいつもより短く設定されていたので、出来るだけ脱線しないように心がけ、時間通りに話し終えました。
そこから約10分間の質疑応答タイム。
加速器学会の会員には物理の研究者が多いのですが、通常の講演と同じような質問が寄せられました。
物理の研究者でも「がん」という病気に対しては、一般の人たちと同じような感覚・思いを持っているようです。
翌日の夜には懇親会が行われました。
学会事務局は250名の参加を見込んでいたようですが、それよりも100名多い350名での懇親会となり、大いに盛り上がりました。
懇親会には、若い研究者が数多く参加しており、会場は若者特有の熱気・エネルギーに溢れていました。
加速器の研究者とも楽しく懇談させていただき、色々な考え方を学ばせていただきました。
お酒の力でしょうか。
先輩の先生たちが、若い研究者を大切に育てようとしている本音を聞くこともでき、まだまだ成長が期待できる分野であるこを確信させられました。
同業種交流から得た新しい考え方・エネルギーを鹿児島に持ち帰り、これからの幸せな医療の提供に活かしたいと思っています。
依頼を受けた3月までは全く知らない学会だったのですが、引き受けることにしました。
「加速器」とは、粒子を加速させる装置の総称です。
当センターの加速器については、以下のページ 1~3の項目をご覧下さい。
粒子線治療装置
http://www.medipolis-ptrc.org/device_2.html
学会の会員数は約500人。
この時期に学術大会を開催するのは、加速器は夏にメインテナンスすることが多いためだそうです。
学会当日は、記憶に新しい台風が西日本で猛威をふるっていた時でしたが、
前日は東京にいたので、難なく羽田 → 青森に移動し、余裕を持って会場に着くことができました。
講演会場は1000名以上が座れる大きな会場で、
私の発表時には、一般参加者も含めて300~400名の方が着席されていました。
今回の講演の持ち時間はいつもより短く設定されていたので、出来るだけ脱線しないように心がけ、時間通りに話し終えました。
そこから約10分間の質疑応答タイム。
加速器学会の会員には物理の研究者が多いのですが、通常の講演と同じような質問が寄せられました。
物理の研究者でも「がん」という病気に対しては、一般の人たちと同じような感覚・思いを持っているようです。
翌日の夜には懇親会が行われました。
学会事務局は250名の参加を見込んでいたようですが、それよりも100名多い350名での懇親会となり、大いに盛り上がりました。
懇親会には、若い研究者が数多く参加しており、会場は若者特有の熱気・エネルギーに溢れていました。
加速器の研究者とも楽しく懇談させていただき、色々な考え方を学ばせていただきました。
お酒の力でしょうか。
先輩の先生たちが、若い研究者を大切に育てようとしている本音を聞くこともでき、まだまだ成長が期待できる分野であるこを確信させられました。
同業種交流から得た新しい考え方・エネルギーを鹿児島に持ち帰り、これからの幸せな医療の提供に活かしたいと思っています。
7月中旬に「インバウンド」に関する取材を受けました。
(既に、8月23日 BS-TBS「グローバル・フロント」内で放映されました)
取材は、カメラも音声も全てディレクターたった1人で行っていました。
色々な場所に足を運び、現地で取材をすることが多い為、交通費が嵩むそうです。
その取材費を捻出するため、人件費を抑えているとのことでした。
「ところで【インバウンド】ってどういうことですか?」と聞いたところ、
「日本に外国人を呼んで、ビジネスをすることですよ」と教えて下さいました。
センターに来る前に、他のインバウンドの取材としてデパートやディスカウントストアを訪問取材している中で、当センターの噂を聞き、センターにも取材に来られたそうです。
1人で取材を行い、得た情報から直ぐさま現地に足を運ぶ行動力に感心させられました。
取材では…
・アメリカの患者さんが病院を選ぶ際、JCI認証施設を積極的に選んでいることを知り、JCIの認証を受ける為に2年間努力したこと。
・中国や韓国とは、2011年から理事長と2人で、良い人間関係を作る努力をしてきたこと。その結果、非常に良い関係ができつつあること。
などをお話しさせていただきました。
これらの取組みについては、以下のこばなしをご覧下さい。
第115回 JCIに認証されました
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11629836593.html
第135回 医療に国境はない
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11779320169.html
第153回 文化を知る場を提供できるセンター
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11886167374.html

取材の中で「どうして、海外の患者さんを治療するのですか?」と質問を受けたので、以下のようにこたえました。
「世界一の陽子線治療施設を作りたいと思っています。
当センターの装置は、多くの人の努力と、精度の高い保守・検証技術によって、安定して稼働しています。
装置のみが素晴らしくても、医療は行えません。
センター開設当初から、この高度な装置を使いこなせるようなチーム作りをしてきました。そして、今は素晴らしいチームに成長しました。
【世界一の施設】という評判がたてば、色々な国から治療に訪れる人が来ます。
その世界の患者さんたちに、日本発の「幸せな医療の提供」をします。
治療を受けて良くなられた患者さんは、必ず日本が好きになります。
そういう人たちが増えれば、日本の安全にも繋がるのではないかと考えています」
あまりに熱く、長く話しすぎたため、放送ではカットされていました。
編集にはいつも助けられています。
取材の空気を読んで、まとまったコメントを出すのは難しいですね。
兵庫の院長をしている時に部下から、「院長は夢ばかり話していますね」と言われたことがあります。未だにその癖は治らないようです。
より良い「幸せな医療の提供」を求め、これからも夢を語り続けます。
(既に、8月23日 BS-TBS「グローバル・フロント」内で放映されました)
取材は、カメラも音声も全てディレクターたった1人で行っていました。
色々な場所に足を運び、現地で取材をすることが多い為、交通費が嵩むそうです。
その取材費を捻出するため、人件費を抑えているとのことでした。
「ところで【インバウンド】ってどういうことですか?」と聞いたところ、
「日本に外国人を呼んで、ビジネスをすることですよ」と教えて下さいました。
センターに来る前に、他のインバウンドの取材としてデパートやディスカウントストアを訪問取材している中で、当センターの噂を聞き、センターにも取材に来られたそうです。
1人で取材を行い、得た情報から直ぐさま現地に足を運ぶ行動力に感心させられました。
取材では…
・アメリカの患者さんが病院を選ぶ際、JCI認証施設を積極的に選んでいることを知り、JCIの認証を受ける為に2年間努力したこと。
・中国や韓国とは、2011年から理事長と2人で、良い人間関係を作る努力をしてきたこと。その結果、非常に良い関係ができつつあること。
などをお話しさせていただきました。
これらの取組みについては、以下のこばなしをご覧下さい。
第115回 JCIに認証されました
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11629836593.html
第135回 医療に国境はない
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11779320169.html
第153回 文化を知る場を提供できるセンター
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11886167374.html

取材の中で「どうして、海外の患者さんを治療するのですか?」と質問を受けたので、以下のようにこたえました。
「世界一の陽子線治療施設を作りたいと思っています。
当センターの装置は、多くの人の努力と、精度の高い保守・検証技術によって、安定して稼働しています。
装置のみが素晴らしくても、医療は行えません。
センター開設当初から、この高度な装置を使いこなせるようなチーム作りをしてきました。そして、今は素晴らしいチームに成長しました。
【世界一の施設】という評判がたてば、色々な国から治療に訪れる人が来ます。
その世界の患者さんたちに、日本発の「幸せな医療の提供」をします。
治療を受けて良くなられた患者さんは、必ず日本が好きになります。
そういう人たちが増えれば、日本の安全にも繋がるのではないかと考えています」
あまりに熱く、長く話しすぎたため、放送ではカットされていました。
編集にはいつも助けられています。
取材の空気を読んで、まとまったコメントを出すのは難しいですね。
兵庫の院長をしている時に部下から、「院長は夢ばかり話していますね」と言われたことがあります。未だにその癖は治らないようです。
より良い「幸せな医療の提供」を求め、これからも夢を語り続けます。