先日、鹿児島空港で指宿行きのバスを待っていたら、若いご夫婦に声をかけられました。
以前にオフィス大阪で相談を受けたご夫婦で、
まさにこれから 治療を受けるために指宿に移動中だったとのこと。
患者さんである奥様は、先月から治療を受けることも可能だったのですが、
某有名グループのコンサートチケットを取っていた為、そのコンサートが終わってからの治療を希望されました。
指宿についた後、コンサートのことを聞いたところ、
中学生の息子さんと楽しんだことを嬉しそうにお話しして下さいました。
別の日の早朝ウォーキング中には、老夫婦から「先生ですね」と声をかけていただきました。5時30分の出来事です。
このご夫婦は、神戸で講演した際に病気の相談を受けたご夫婦です。
「治療が2/3まで進み、あと数回で終わります」と嬉しそうに話して下さいました。
この方の場合、目の神経の周りにがんがあったため、がんが神経を圧迫して物が二重に見えていました。しかし、治療が進むにつれてそれらが解消され、ほぼ普通に見えるようになったとのことです。
陽子線治療は、複雑に絡みあった頭頚部の神経へのダメージを最小限に抑えて治療をすることが可能です。
その為、治療中からこのような良い結果が出る人も少なくありません。
治療前、治療中、治療後の患者さんが、明るく楽しくしている姿を見ると、この仕事をしていて良かったと心から思います。
ただ目の前の病気を治すだけではなく、治すと同時に最良の結果をもたらし、その方の生き方に影響を与えることができる医療こそが「幸せな医療」だと考えています。
陽子線治療は、私の考える「幸せな医療」を体現するするための、最も優れた治療方法の一つであると確信しています。
これからも、陽子線治療を通して幸せな医療を提供し続けます。
先日、日本に駐在する、英語圏の外国人向け雑誌の取材を受けました。
取材クルーは、雑誌の責任者、可愛いアメリカの女性記者、カメラマンの3名です。
一通り、日本語でセンターでの治療・特徴についてお話しをした後、
女性記者から英語で「今日の治療数」「適応疾患」などの質問を受けました。
それから、「がんにならないための注意点」を聞かれたので、
「タバコはやめた方が良い」など一般的な回答をしました。
続いて、「『Smile(微笑み)』はいいけど『Angry(怒る)』はダメですよ」と話したら、みんな思わず笑顔になりました。
翌朝、ウォーキングの時にこれらのやりとりを思い出しました。
私は早朝のウォーキングを日課にしており、それをSNSで発信しています。
その為、「どうして、毎朝そんなに早くにウォーキングしているのですか?」と頻繁に聞かれます。
その答えとしては、朝日に当たると、私の体にエネルギーが入ってきて、体自体が元気になる気がしているからです。
それを体が覚えているので、前日遅くまで会食をしていても、目が覚め、体が朝日とウォーキングを欲するのです。
前日のやりとりの「Smile」と「Angry」の話もこれと同じだとひらめきました。
私の笑顔に対して、相手も笑顔を返してくる時、体にはエネルギーが入ってくるのではないか。怒りはその逆で、エネルギーを出してしまうのではないかと考えたのです。
この仮説からすると、エネルギーを得る方が、エネルギーを出すよりも体には良さそうです。
これが正しいかどうかはわかりませんが、怒ると疲れます。
皆さんもSmileあふれる日々をお送りください。
取材クルーは、雑誌の責任者、可愛いアメリカの女性記者、カメラマンの3名です。
一通り、日本語でセンターでの治療・特徴についてお話しをした後、
女性記者から英語で「今日の治療数」「適応疾患」などの質問を受けました。
それから、「がんにならないための注意点」を聞かれたので、
「タバコはやめた方が良い」など一般的な回答をしました。
続いて、「『Smile(微笑み)』はいいけど『Angry(怒る)』はダメですよ」と話したら、みんな思わず笑顔になりました。
翌朝、ウォーキングの時にこれらのやりとりを思い出しました。
私は早朝のウォーキングを日課にしており、それをSNSで発信しています。
その為、「どうして、毎朝そんなに早くにウォーキングしているのですか?」と頻繁に聞かれます。
その答えとしては、朝日に当たると、私の体にエネルギーが入ってきて、体自体が元気になる気がしているからです。
それを体が覚えているので、前日遅くまで会食をしていても、目が覚め、体が朝日とウォーキングを欲するのです。
前日のやりとりの「Smile」と「Angry」の話もこれと同じだとひらめきました。
私の笑顔に対して、相手も笑顔を返してくる時、体にはエネルギーが入ってくるのではないか。怒りはその逆で、エネルギーを出してしまうのではないかと考えたのです。
この仮説からすると、エネルギーを得る方が、エネルギーを出すよりも体には良さそうです。
これが正しいかどうかはわかりませんが、怒ると疲れます。
皆さんもSmileあふれる日々をお送りください。
自身2冊目となる著書「がんは陽子線で治す」が、明日発売になります。
この本では、陽子線治療について出来るだけ分かりやすく簡潔にまとめました。
また、200回以上にも及ぶ当「こばなし」から内容を再構成して、私の考え、知っておいてもらいたいことをまとめています。
今まで書いたことのない思い出も数多く含んでいますので、こばなしを定期的にご覧の皆さまにも親しんでいただけると思います。
陽子線治療のことを全く知らない方にも楽しんでいただける仕上がりになっていますので、手にとってお読みいただけたら幸いです。

陽子線治療は「優秀な人材だけ」「素晴らしい装置だけ」ではなく、チームとしての総合力が大切な治療です。
熟練したチームによって、不可能とされていた難しいがん治療も可能になります。
兵庫県立粒子線医療センター時代に取組み始めた膵がん治療は、フィールドインフィールドという技術を確立し、ここ指宿でも継続して行っています。
当センターのチームは、それらを高いレベルで提供できるチームとして成熟しました。
前々回のこばなしでも触れた「メディポリス技術」は、早期乳がんのために開発しました。
第212回 MPT:メディポリステクニック
http://ameblo.jp/ptrc/entry-12059522770.html
これらの新しい技術についても、本書では触れています。
早いもので、医師となり40年が過ぎました。
その間、多くのがん患者さんに出逢ってきました。
がんが治る人・治らない人、医学の常識では考えられないこと…
いろいろなことを経験し、見続けてきました。
これらの経験から「どうもがんには『治るコツ』があるのではないか」と考え始めました。本書には、私が気づいたコツをふんだんに記しています。
どうぞご参考にされてください。
本書を執筆するにあたり、昔のことを思い出していると、本当に多くの方にお世話になってきたと、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
その方々への恩返しは、幸せな医療を提供し続けることであると考えています。
数年にわたり講演会や当こばなしを通して、多くの参加者に陽子線治療の素晴らしさ、幸せな医療とは何かについて伝え続けてきました。
それらのエッセンスをふんだんに詰め込み、本書が完成しました。
本書を通して、多くの方に私の思いが伝わり、一人でも多くの人が救われれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
がんは陽子線で治す/PHP研究所

¥1,620
Amazon.co.jp
この本では、陽子線治療について出来るだけ分かりやすく簡潔にまとめました。
また、200回以上にも及ぶ当「こばなし」から内容を再構成して、私の考え、知っておいてもらいたいことをまとめています。
今まで書いたことのない思い出も数多く含んでいますので、こばなしを定期的にご覧の皆さまにも親しんでいただけると思います。
陽子線治療のことを全く知らない方にも楽しんでいただける仕上がりになっていますので、手にとってお読みいただけたら幸いです。

陽子線治療は「優秀な人材だけ」「素晴らしい装置だけ」ではなく、チームとしての総合力が大切な治療です。
熟練したチームによって、不可能とされていた難しいがん治療も可能になります。
兵庫県立粒子線医療センター時代に取組み始めた膵がん治療は、フィールドインフィールドという技術を確立し、ここ指宿でも継続して行っています。
当センターのチームは、それらを高いレベルで提供できるチームとして成熟しました。
前々回のこばなしでも触れた「メディポリス技術」は、早期乳がんのために開発しました。
第212回 MPT:メディポリステクニック
http://ameblo.jp/ptrc/entry-12059522770.html
これらの新しい技術についても、本書では触れています。
早いもので、医師となり40年が過ぎました。
その間、多くのがん患者さんに出逢ってきました。
がんが治る人・治らない人、医学の常識では考えられないこと…
いろいろなことを経験し、見続けてきました。
これらの経験から「どうもがんには『治るコツ』があるのではないか」と考え始めました。本書には、私が気づいたコツをふんだんに記しています。
どうぞご参考にされてください。
本書を執筆するにあたり、昔のことを思い出していると、本当に多くの方にお世話になってきたと、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
その方々への恩返しは、幸せな医療を提供し続けることであると考えています。
数年にわたり講演会や当こばなしを通して、多くの参加者に陽子線治療の素晴らしさ、幸せな医療とは何かについて伝え続けてきました。
それらのエッセンスをふんだんに詰め込み、本書が完成しました。
本書を通して、多くの方に私の思いが伝わり、一人でも多くの人が救われれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
がんは陽子線で治す/PHP研究所

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先日の早朝、センター敷地内の駐車場にて茶色の猫を見かけました。
猫にしては大きかったので、よくよく見てみると、イノシシの子供(ウリ坊)であることに気がつきました。
私の車が近づくと、驚いて藪の中に逃げ込んでしまい、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。
その時、いつもは何気なく通過している駐車場をゆっくり見ると、キャンピングカーが止まっていることに気がつきました。
スタッフに聞いたところ、現在治療中の患者さんの車だそうです。
キャンピングカーが止まっているそばを、イノシシが歩いている...。
医療施設というよりも、キャンプ場のような感じを受けます。
他のスタッフに、今までにキャンピングカーで治療に来た人は他にもいたかどうかを尋ねたところ、以前にも2組いたとのこと。それを聞いて、また驚きました。
キャンピングカーを利用して、がんの治療に患者さんが来る施設は、恐らく日本中でも我々のセンターだけではないでしょうか。
我々は「リゾート滞在型のがん治療」を謳っていますが、キャンピングカーの利用は私の想像を超えていました。
「病院らしい病院に入院してがんの治療をうける」という昨日の常識は、今日の常識ではありません。
当センターでは、リゾートホテルに滞在しながらリラックスして治療を受けたり、まるでキャンプ場のような場所で楽しみながら治療を受けたりする、新しい価値を提供していきたいと思っています。
猫にしては大きかったので、よくよく見てみると、イノシシの子供(ウリ坊)であることに気がつきました。
私の車が近づくと、驚いて藪の中に逃げ込んでしまい、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。
その時、いつもは何気なく通過している駐車場をゆっくり見ると、キャンピングカーが止まっていることに気がつきました。
スタッフに聞いたところ、現在治療中の患者さんの車だそうです。
キャンピングカーが止まっているそばを、イノシシが歩いている...。
医療施設というよりも、キャンプ場のような感じを受けます。
他のスタッフに、今までにキャンピングカーで治療に来た人は他にもいたかどうかを尋ねたところ、以前にも2組いたとのこと。それを聞いて、また驚きました。
キャンピングカーを利用して、がんの治療に患者さんが来る施設は、恐らく日本中でも我々のセンターだけではないでしょうか。
我々は「リゾート滞在型のがん治療」を謳っていますが、キャンピングカーの利用は私の想像を超えていました。
「病院らしい病院に入院してがんの治療をうける」という昨日の常識は、今日の常識ではありません。
当センターでは、リゾートホテルに滞在しながらリラックスして治療を受けたり、まるでキャンプ場のような場所で楽しみながら治療を受けたりする、新しい価値を提供していきたいと思っています。
先日、当センターで最初の乳がん治療が開始されました。
治療開始にあわせて鹿児島読売テレビ(KYT)が取材をして下さり、当日放送されました。
鹿児島読売テレビは、早期乳がん治療の取材を精力的に続けており、以前にも取材を受けたことがあります。
今回は実際の患者さんの声も放送され、印象深い放送となりました。
まだまだ伝えたいことがあったのですが、限られた放送時間では伝えきれなかったので、ここで紹介させていただきます。
陽子線を使って乳がんの治療をする。
これは私が兵庫県で院長をしていた頃から夢見てきた治療です。
まずはこの夢が実現したことを本当に嬉しく思っています。
なぜ陽子線での乳がん治療を夢見たかをお話しします。
「医療」は時代の流れとともに大きく変化してきました。
原因不明だった難病が解明されたり、画期的な治療法が開発されたり…。
例えば前立腺がんは、手術のみが治療として適応であった時代がありました。
今では、手術以外にも放射線治療、陽子線治療、重粒子線治療と選択肢が広がっています。
以前の早期乳がん治療は非常におおがかりな手術でしたが、今では小さな手術で完治する時代になりました。(術後X線による接線照射が必要な場合もあります)
そんな早期乳がんに対して、X線を使って治療を行う試みも世界中で行われてきましたが、乳房に隣接する(奥にある)肺や心臓への影響が大きいため、X線治療のみでの根治治療は不可能とされてきました。
しかし、照射範囲をコントロールできる陽子線を上手に使うことで、この問題を解決しながら同じような治療が提供できるに違いないと私は考え、約10年間もの研究を行ってきました。
実際、陽子線は乳房内のがんにのみ照射することができ、その奥にある肺や心臓に影響を与えることなく治療ができます。
その治療を可能とするための、もう一つの課題が「乳房の固定」でした。
柔らかく、様々な形に変化する乳房を毎回同じ形で固定することが最大の課題でしたが、4年以上をも費やしこの乳房の固定法を開発しました。
これによって、早期乳がんを陽子線で治療することが現実となったのです。
この固定技術は、誰も考えていなかった革新的な技術です。
私はこれを「メディポリステクニック(Medipolis Technique:MPT)」と名付けました。
まだ、治験の段階ですが、厳しい条件での治療をあと3人に行う予定です。
ここで期待通りの成果が出れば、早期乳がん治療のオプションとして陽子線治療が加わることになります。
テレビの取材では、これらのこともこの夏に負けないぐらい熱く語りました。
...が、あまりにも長々としゃべっていたので放送されませんでした。
次回はこの辺りも取材していただけるよう、ますます頑張りたいと思っています。
治療開始にあわせて鹿児島読売テレビ(KYT)が取材をして下さり、当日放送されました。
鹿児島読売テレビは、早期乳がん治療の取材を精力的に続けており、以前にも取材を受けたことがあります。
今回は実際の患者さんの声も放送され、印象深い放送となりました。
まだまだ伝えたいことがあったのですが、限られた放送時間では伝えきれなかったので、ここで紹介させていただきます。
陽子線を使って乳がんの治療をする。
これは私が兵庫県で院長をしていた頃から夢見てきた治療です。
まずはこの夢が実現したことを本当に嬉しく思っています。
なぜ陽子線での乳がん治療を夢見たかをお話しします。
「医療」は時代の流れとともに大きく変化してきました。
原因不明だった難病が解明されたり、画期的な治療法が開発されたり…。
例えば前立腺がんは、手術のみが治療として適応であった時代がありました。
今では、手術以外にも放射線治療、陽子線治療、重粒子線治療と選択肢が広がっています。
以前の早期乳がん治療は非常におおがかりな手術でしたが、今では小さな手術で完治する時代になりました。(術後X線による接線照射が必要な場合もあります)
そんな早期乳がんに対して、X線を使って治療を行う試みも世界中で行われてきましたが、乳房に隣接する(奥にある)肺や心臓への影響が大きいため、X線治療のみでの根治治療は不可能とされてきました。
しかし、照射範囲をコントロールできる陽子線を上手に使うことで、この問題を解決しながら同じような治療が提供できるに違いないと私は考え、約10年間もの研究を行ってきました。
実際、陽子線は乳房内のがんにのみ照射することができ、その奥にある肺や心臓に影響を与えることなく治療ができます。
その治療を可能とするための、もう一つの課題が「乳房の固定」でした。
柔らかく、様々な形に変化する乳房を毎回同じ形で固定することが最大の課題でしたが、4年以上をも費やしこの乳房の固定法を開発しました。
これによって、早期乳がんを陽子線で治療することが現実となったのです。
この固定技術は、誰も考えていなかった革新的な技術です。
私はこれを「メディポリステクニック(Medipolis Technique:MPT)」と名付けました。
まだ、治験の段階ですが、厳しい条件での治療をあと3人に行う予定です。
ここで期待通りの成果が出れば、早期乳がん治療のオプションとして陽子線治療が加わることになります。
テレビの取材では、これらのこともこの夏に負けないぐらい熱く語りました。
...が、あまりにも長々としゃべっていたので放送されませんでした。
次回はこの辺りも取材していただけるよう、ますます頑張りたいと思っています。