移動が多い私ですが、2月の第2週の移動距離は、特に凄かったので以下に記します。
水曜日
JR:指宿 ~ 新神戸 783km
福岡で途中下車し、会議に参加
金曜日
飛行機:神戸空港 ~ 羽田空港 往復 695km x 2 = 1390Km
東京で医療相談と、某所の視察(日帰り)
土曜日
飛行機:伊丹空港 ~ 鹿児島空港 ~ 神戸空港 655km + 632km = 1287km
鹿児島で会議に参加(日帰り)
日曜日
JR:新神戸 ~ 岡山 ~ 観音寺 往復 220km x 2
飛行機:神戸空港 ~ 鹿児島空港 632km 計1072km
観音寺で日帰り講演後、鹿児島に移動
後半3日の移動距離は、毎日1000kmを超えています。
乗り継ぎが増えるとスケジュールも複雑になりますが、優秀な秘書が用意してくれた明瞭なスケジュールに従い移動しますので、問題なく移動が出来ています。
「そんなに移動して疲れないのですか?」と聞かれることが多いのですが、
鉄道も飛行機も小さな時から大好きなので、それらに乗って移動することで疲れることはありません。
鉄道ではメールのチェックと車窓の風景を楽しんでいますし、飛行機では眼下に広がる美しい風景を撮影し、良い写真が撮れたらFacebookに載せて楽しんでいます。
それらの合間に居眠りもしています。
乗り物の心地よい揺れは、非常に気持ちが良いですね。
このような忙しい週に心がけていることは「その日のことしか考えない」ということです。これは日本最高齢医師、日野原重明先生がよく言われている「1日を生きる」の実践です。
二度と来ない「今日」という日を大切に。
その日に出逢った人との時間を大切に。自分を大切に。
小さな一日の積み重ねが、人生を彩り、道を作っていくのだと思います。
みなさんも「今日」という日を楽しんでください。
好評をいただいた第238回こばなしに続き、今回も症例をご紹介します。
第238回 症例・進行がん(1)
http://ameblo.jp/ptrc/entry-12125993029.html
60代 男性 肺がん、脳転移
患者さんは、右の目が見えにくくなったことを主訴に、病院を受診されました。
精密な検査の結果、脳に腫瘤がみつかり、それが神経を圧迫して視力が低下していることがわかりました。
それから間もなく、脳外科にて腫瘤の摘出術を受けられました。
腫瘤は1cm程と大きくはなかったのですが、詳しく調べると「いわゆるの脳腫瘍」ではなく、どこかのがんの転移であることがわかりました。
すぐに全身を調べたところ、約2cmの肺がんが発見されました。
肺がんの脳転移だったわけです。
その結果を受け、主治医は、「抗がん剤治療を始めましょう」と提案されたそうです。
しかし、患者さんは副作用の話を聞いて怖くなり、抗がん剤治療を受けたくないと心に決めたそうです。
肺がんが見つかって一ヶ月(脳の手術から二ヶ月)が経過したころ、当センターにセカンドオピニオンとしていらっしゃいました。
この時、一般的な遠隔転移のある肺がんの治療は、抗がん剤治療が標準であること、主治医の先生の提案は間違っていないことを伝えました。
しかし、どうしても抗がん剤治療だけは受けたくないと固い決意をお持ちでしたので、あらゆる説明をしたのち、2cm弱の大きさの肺がんに対して陽子線治療を行いました。10回の治療です。
この陽子線治療後、4年6ヶ月が経過します。
一度だけ別の脳転移が出現し、サイバーナイフで治療を行われたそうですが、それもコントロールできており、元気に過ごされています。
最初の転移は手術、原発の肺がんは陽子線治療、新しい脳転移はサイバーナイフで治療と、全て局所療法でコントロールできている例です。
近い将来、遺伝子を解析した診断技術が飛躍的に進歩することは明らかです。
そんな時代では、今回の例のように遠隔に転移があったとしても、局所療法だけで長期的に良好な状態を保つことのできる、適切ながんの診断と処置が可能となります。
しかし、まだ現時点では、転移している進行肺がんが見つかった場合、化学療法が第一選択であることを覚えておいてください。
第238回 症例・進行がん(1)
http://ameblo.jp/ptrc/entry-12125993029.html
60代 男性 肺がん、脳転移
患者さんは、右の目が見えにくくなったことを主訴に、病院を受診されました。
精密な検査の結果、脳に腫瘤がみつかり、それが神経を圧迫して視力が低下していることがわかりました。
それから間もなく、脳外科にて腫瘤の摘出術を受けられました。
腫瘤は1cm程と大きくはなかったのですが、詳しく調べると「いわゆるの脳腫瘍」ではなく、どこかのがんの転移であることがわかりました。
すぐに全身を調べたところ、約2cmの肺がんが発見されました。
肺がんの脳転移だったわけです。
その結果を受け、主治医は、「抗がん剤治療を始めましょう」と提案されたそうです。
しかし、患者さんは副作用の話を聞いて怖くなり、抗がん剤治療を受けたくないと心に決めたそうです。
肺がんが見つかって一ヶ月(脳の手術から二ヶ月)が経過したころ、当センターにセカンドオピニオンとしていらっしゃいました。
この時、一般的な遠隔転移のある肺がんの治療は、抗がん剤治療が標準であること、主治医の先生の提案は間違っていないことを伝えました。
しかし、どうしても抗がん剤治療だけは受けたくないと固い決意をお持ちでしたので、あらゆる説明をしたのち、2cm弱の大きさの肺がんに対して陽子線治療を行いました。10回の治療です。
この陽子線治療後、4年6ヶ月が経過します。
一度だけ別の脳転移が出現し、サイバーナイフで治療を行われたそうですが、それもコントロールできており、元気に過ごされています。
最初の転移は手術、原発の肺がんは陽子線治療、新しい脳転移はサイバーナイフで治療と、全て局所療法でコントロールできている例です。
近い将来、遺伝子を解析した診断技術が飛躍的に進歩することは明らかです。
そんな時代では、今回の例のように遠隔に転移があったとしても、局所療法だけで長期的に良好な状態を保つことのできる、適切ながんの診断と処置が可能となります。
しかし、まだ現時点では、転移している進行肺がんが見つかった場合、化学療法が第一選択であることを覚えておいてください。
先月は日本各地で大雪を記録しましたね。
鹿児島でも奄美大島で115年ぶりの雪を観測し驚かされました。
神戸にいた私は、土曜日 午後の飛行機で鹿児島に戻る予定でしたが…
既に降り出していた雪で、予定していた飛行機が欠航になったことを知り、翌日の便に変更していました。
しかし日曜日の便も欠航となり、さらに次の日(月曜日)の便に変更しました。
いずれの便も神戸 → 鹿児島の便です。
月曜日の朝起きると、航空会社から欠航通知のメールが届いていました。
さすがにこれ以上先延ばしには出来ないと思い、別の航空会社で伊丹 → 鹿児島便を予約し、空港で予約便の航空券を購入しました。
正午過ぎには、無事に鹿児島空港に到着しました。
空港は見たことのない白銀の世界でした。

いつもであれば直ぐに飛行機が駐機場に入り、降りられるのですが、除雪作業が追いついておらず、駐機場に着くまでも時間を要しました。
飛行機から降りた後、指宿へ向かうバスを調べたところ、雪のため運休でした。
鹿児島中央駅行きは運行していたので、まずは鹿児島市内へ向かうことにしました。
大勢の列の最後尾に並び、2台目のバスに乗ることができました。もちろん満席です。
それからJRに乗り換え、どうにかこうにか指宿に帰ってきました。
時間は既に16時をすぎていました。
大変な1日でしたが、雪の鹿児島を楽しむことができました。
トラブルや予定変更のことを書くと、「大変でしたね」と言われるのですが、
予定調和が崩れ、それを打開していくことで、全身の細胞や脳が刺激されています。
今までも、そういう場面から小さなひらめきが起こり…
そこから新しいアイディアや、新しい解釈が生まれ、大きな流れを作り出してきました。
皆さんも、予定通りに進まないことを楽しんで下さい。きっと道は開けます。
鹿児島でも奄美大島で115年ぶりの雪を観測し驚かされました。
神戸にいた私は、土曜日 午後の飛行機で鹿児島に戻る予定でしたが…
既に降り出していた雪で、予定していた飛行機が欠航になったことを知り、翌日の便に変更していました。
しかし日曜日の便も欠航となり、さらに次の日(月曜日)の便に変更しました。
いずれの便も神戸 → 鹿児島の便です。
月曜日の朝起きると、航空会社から欠航通知のメールが届いていました。
さすがにこれ以上先延ばしには出来ないと思い、別の航空会社で伊丹 → 鹿児島便を予約し、空港で予約便の航空券を購入しました。
正午過ぎには、無事に鹿児島空港に到着しました。
空港は見たことのない白銀の世界でした。

いつもであれば直ぐに飛行機が駐機場に入り、降りられるのですが、除雪作業が追いついておらず、駐機場に着くまでも時間を要しました。
飛行機から降りた後、指宿へ向かうバスを調べたところ、雪のため運休でした。
鹿児島中央駅行きは運行していたので、まずは鹿児島市内へ向かうことにしました。
大勢の列の最後尾に並び、2台目のバスに乗ることができました。もちろん満席です。
それからJRに乗り換え、どうにかこうにか指宿に帰ってきました。
時間は既に16時をすぎていました。
大変な1日でしたが、雪の鹿児島を楽しむことができました。
トラブルや予定変更のことを書くと、「大変でしたね」と言われるのですが、
予定調和が崩れ、それを打開していくことで、全身の細胞や脳が刺激されています。
今までも、そういう場面から小さなひらめきが起こり…
そこから新しいアイディアや、新しい解釈が生まれ、大きな流れを作り出してきました。
皆さんも、予定通りに進まないことを楽しんで下さい。きっと道は開けます。
陽子線治療は局所治療の一つですが、私の過去の臨床経験の中には、他の治療では施しようがなくなったような進行がんにも応用したことがあります。
それら進行がんに対して陽子線治療を行った患者さんの中には、今も元気にされている人が多数いらっしゃいますので、事例としてご紹介させていただきます。
60代男性 前立腺がん、全身骨転移
頻尿と背部痛で泌尿器科を受診したところ、血液検査でのPSA値が80近くあり、精密な検査をして、「前立腺がんで全身の骨に転移がある」と診断されました。
(PSA値は血液検査によって得られる、前立腺がんのスクリーニング検査値のひとつで、加齢によって高くなりますが、これぐらいの年齢であれば4.0ぐらいまでが基準値とされています。)
直ちにホルモン治療を開始して順調な経過をたどっていましたが、7年経って、前立腺の中のがんがコントロールできなくなり、当センターに相談にこられました。
その前に国内3か所の放射線治療施設にも相談に行かれていたので、実にフォース・オピニオンです。
私たちも、当センターで行える最善の治療計画、当センターの強みなど、詳しく丁寧に説明させていただきました。
数日後、当センターでの治療を決断くださり、通常の前立腺がん治療と同じように、前立腺のみに対して陽子線治療を行いました。
当センターでの治療後も、ホルモン治療は続けていただきました。
治療直後は、排尿の回数が一時的に増えたようですが、今はそれも落ち着き、
4年8ヶ月が経過した現在も元気に過ごされています。
前回のこばなしにも書きましたが、基地(前立腺がん)とそこから飛び立った戦闘機(骨転移)の治療は、少し異なるように感じています。
今回の場合、ホルモン治療は、前立腺がんに対して7年目に効果がなくなりましたが、骨転移に対しては依然として効いているようです。
今回ご紹介したのは、全身転移した前立腺がんの局所治療として陽子線治療が力を発揮した例です。
これからも、ここでこのような実例を紹介しながら解説を交え、皆さんに知識を共有していただきたいと思っています。
それら進行がんに対して陽子線治療を行った患者さんの中には、今も元気にされている人が多数いらっしゃいますので、事例としてご紹介させていただきます。
60代男性 前立腺がん、全身骨転移
頻尿と背部痛で泌尿器科を受診したところ、血液検査でのPSA値が80近くあり、精密な検査をして、「前立腺がんで全身の骨に転移がある」と診断されました。
(PSA値は血液検査によって得られる、前立腺がんのスクリーニング検査値のひとつで、加齢によって高くなりますが、これぐらいの年齢であれば4.0ぐらいまでが基準値とされています。)
直ちにホルモン治療を開始して順調な経過をたどっていましたが、7年経って、前立腺の中のがんがコントロールできなくなり、当センターに相談にこられました。
その前に国内3か所の放射線治療施設にも相談に行かれていたので、実にフォース・オピニオンです。
私たちも、当センターで行える最善の治療計画、当センターの強みなど、詳しく丁寧に説明させていただきました。
数日後、当センターでの治療を決断くださり、通常の前立腺がん治療と同じように、前立腺のみに対して陽子線治療を行いました。
当センターでの治療後も、ホルモン治療は続けていただきました。
治療直後は、排尿の回数が一時的に増えたようですが、今はそれも落ち着き、
4年8ヶ月が経過した現在も元気に過ごされています。
前回のこばなしにも書きましたが、基地(前立腺がん)とそこから飛び立った戦闘機(骨転移)の治療は、少し異なるように感じています。
今回の場合、ホルモン治療は、前立腺がんに対して7年目に効果がなくなりましたが、骨転移に対しては依然として効いているようです。
今回ご紹介したのは、全身転移した前立腺がんの局所治療として陽子線治療が力を発揮した例です。
これからも、ここでこのような実例を紹介しながら解説を交え、皆さんに知識を共有していただきたいと思っています。
年末に神戸の映画館で「スター・ウォーズ」を見ました。
座席は満席で、衰えを知らない作品の人気を肌で感じました。
年明け早々には仕事のため指宿に戻ったのですが、移動中に面白いことを考えていました。
当センターが取り組んでいる膵がん治療が、スター・ウォーズに非常に似ているということです。
敵の基地から多くの戦闘機が飛び出してくるシーンや、それに対抗する味方の戦闘機。
それら戦闘機同士の戦いは、抗がん剤治療に似ているように感じました。
また、基地を攻撃するシーンは、緻密な治療計画を立てて陽子線で膵がんに照射するのに似ています。
スター・ウォーズに出てくる最高レベルのパイロットは、陽子線治療での最高レベルの技術者です。
そして、基地を破壊してもなお、飛び立っている敵の戦闘機が残っています。
それに対応する味方の戦闘機は、陽子線治療後の抗がん剤治療だと思いました。
話は変わりますが、年始には「007」を映画館で見ました。
同シリーズは昔から大好きで、初めての作品は高校生で見た「007 ロシアより愛をこめて」でした。
それから約50年。
最近の映画は、登場人物が多いことやストーリーが複雑なこともあり、映画を観終わってからも、内容がイマイチ良くわからない事がよくあります。
そんな時は、インターネット上にある解説ページを読み確認しています。
水戸黄門がどうして高齢者から人気があるか。
それはストーリが非常にわかりやすいからです。
しかし、頭を使う訓練としては、最近の複雑な映画を観るほうが良さそうです。
いずれの映画も、映画館には高齢者が多く、私と同じ理由で「安く映画が観られるのなら時間つぶしに行こう」という人が多いようです。
高齢者は、シニア割引を使い映画館で映画を見ましょう。頭の体操になりますよ。
座席は満席で、衰えを知らない作品の人気を肌で感じました。
年明け早々には仕事のため指宿に戻ったのですが、移動中に面白いことを考えていました。
当センターが取り組んでいる膵がん治療が、スター・ウォーズに非常に似ているということです。
敵の基地から多くの戦闘機が飛び出してくるシーンや、それに対抗する味方の戦闘機。
それら戦闘機同士の戦いは、抗がん剤治療に似ているように感じました。
また、基地を攻撃するシーンは、緻密な治療計画を立てて陽子線で膵がんに照射するのに似ています。
スター・ウォーズに出てくる最高レベルのパイロットは、陽子線治療での最高レベルの技術者です。
そして、基地を破壊してもなお、飛び立っている敵の戦闘機が残っています。
それに対応する味方の戦闘機は、陽子線治療後の抗がん剤治療だと思いました。
話は変わりますが、年始には「007」を映画館で見ました。
同シリーズは昔から大好きで、初めての作品は高校生で見た「007 ロシアより愛をこめて」でした。
それから約50年。
最近の映画は、登場人物が多いことやストーリーが複雑なこともあり、映画を観終わってからも、内容がイマイチ良くわからない事がよくあります。
そんな時は、インターネット上にある解説ページを読み確認しています。
水戸黄門がどうして高齢者から人気があるか。
それはストーリが非常にわかりやすいからです。
しかし、頭を使う訓練としては、最近の複雑な映画を観るほうが良さそうです。
いずれの映画も、映画館には高齢者が多く、私と同じ理由で「安く映画が観られるのなら時間つぶしに行こう」という人が多いようです。
高齢者は、シニア割引を使い映画館で映画を見ましょう。頭の体操になりますよ。