第12回 セカンドオピニオン(2) | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

先日、遠路はるばる関西から患者さんがいらっしゃいました。



患者さんは、まだ若い女性。ご主人に付き添われての来院でした。

話を伺うと、小さなお子さんもいらっしゃるとのこと。



他院にて肺がんと診断され、セカンドオピニオンとしていらっしゃいました。

先進医療特約がついた任意保険に入られていたこともあり、当センターでの治療を希望されていました。


経過報告書やレントゲン写真、生検などから、炎症症状が強い進行性のがんと判断。


進行性のがんはリンパ節転移の可能性が考えられる為、

手術が可能ならば粒子線よりも手術を優先するべきだと考えました。


また、この手のがんは、手術で開胸した際に病巣の広がりを確実に判断することができ、

リンパ節への転移が認められれば、適切に処置ができる素晴らしい外科医に執刀してもらう必要があります。


翌週に、外科の先生のセカンドオピニオンも受ける予定とのことだったので、

そこでも納得のいくまで質問するようにとアドバイスを行いました。


外科のセカンドオピニオン後に連絡があり、さらなる詳しい検査をうけた結果で、直ぐに手術を受けるか、化学療法を先行させるかを決めるとのこと。


正しいセカンドオピニオンを受け、本人やご家族は病気や治療の事をよく理解されており、納得の行く治療を受けることが出来るようです。


最後に、頑張って治療を受けるように励まし、電話を切りました。



何度も言っていますが...

このような時に肝要な事は「最良の治療法を選択する事」です。


セカンドオピニオンは相談料がかかりますが、場合によっては

今回の様に複数回のセカンドオピニオンを受ける事が大切です。



「がん」と診断されても、決して焦ってはいけません。


Festina lente(フェスティーナ レンテ)」


この言葉は、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスが好んで用いたと言われています。


これは、「ゆっくり、急げ」と言う意味です。


がんの治療も、焦らず急ぐようにして下さい。



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     とんぼの季節

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