R25(2007年3月8日発行、No.133)のページをめくると目に飛び込んできた記事がある。

「幸せって何?」小国ブータンの国是

国民総幸福量って何だ?

http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200703081101

既に何回か新聞でも取り上げられ、少し遅れてこの度R25にも登場した。

今、ひそかに現代社会の価値観に疑問を持つ人がいるのかもしれない。

今回クローズアップされたのは、国民総幸福という指標だ。

国の豊かさを表現する指標としては通常は「GDP」が用いられる。

この「GDP」は主に、ある国の国民が年間どれだけの経済活動を行ったかを示す指標として用いられている。

そして、新聞や報道などでよく目にするのは、「GDP」という単語に「成長率」という言葉をつけた「GDP成長率」という言葉だ。

これは、前年度と比べてどれだけ経済活動の規模が拡大したかを示すものだ。

経済活動の規模は縮小することもあるが、基本的に拡大することを良しとされている。

環境問題や南北問題を語るときでさえも「持続可能な」という言葉を使いつつも、最後の閉めは必ず「発展」や「開発」という言葉で締めくくられる。

発展・開発志向の考え方染まりきった現代社会の価値観に一石を投じるのが、ブータン国が指標としている「GNH(Gross National Happiness)=国民総幸福」だ。

PTPLの運営するインターネットテレビ”ともいき”の新コンテンツ”ともいきエッセイ”では、このブータンのことを述べた、前世界銀行副総裁・西水美恵子氏の講演記録が掲載されている。(http://www.tomoiki.tv/essay/butan/index.html

R25を見て興味をもった多くの人たちに是非とも読んでもらいたいコンテンツです。

あわせて、「”ともいき”という思想、”ともいき”という生活観」http://www.tomoiki.tv/essay/index.html

も読むと、PTPLの訴求しようとする”ともいき”の思想の広がりが理解できるのではないだろうか。

私の誕生日は、清明のなかでも次候にあたります。


「次項」って?と思われた方も多いことことかと思いますが、

二十四節気は一年を二十四の節気に分けたものです。

そして、それぞれの節気には「初候」「次候」「末候」がります。

一つの候が5日間だそうです。


現在の「○月○日」という呼び方を使わなかった時代、

どのように日時を表していたのでしょうね?

例えば今日ならば、

「立春の末候」とか表現していたのでしょうか?


疑問です。

結構興味深いです。


ちなみに私の生まれた清明の次候とは、

「鴻雁北」(こうがん、かえる)雁が北へ帰っていく時季。

とPTPLのHPには説明されています。


二十四節気同様、七十二候にも、それぞれの時季の特徴を現した説明がなされています。


五感を使うことの少ない、現代社会に生きる私には、

昔の人の自然の微妙な変化を感じ取る力に感心するばかりです。