春先の花粉飛び交うこの季節、

例年に違わず順調に不調である。

いや、今年は例年以上にだるだる度が高い。

眼のかゆみやのどのイガイガ、鼻のむずむずはまだしも、

夜中の異常な発汗で睡眠の質が悪く、

疲労倦怠感が半端ない。

一日中身体が重だるく、

簡単な家事だけですぐ疲れてしまう。

 

もっと深刻なのは眼と脳疲労。

朝刊を読んだだけで眼が辛くなる。

頭の中には春霞がかかっておぼろ月まで出ている。

と言っても、のどかという風情ではなく、

ひたすらぼんやりと霞んで、輪郭が見えず心もとない。

言葉も物の在りかも春霞に隠れて、

なかなか姿を現さない。

甲状腺の病気じゃないかと思って、

病院で血液検査受けたら、白だった。

夫曰く、

「そりゃ、ない脳みその使い過ぎだろう」

「そうかもしれない」

 

ところが、

そんなことを言っていた丈夫だけが取り柄の夫が、

「なんだか俺も最近そんな感じだ。

なんかだるだるで、調子悪い」と言う。

「え!そうなんだ。この季節辛いの、わかった?」

と言うと、

「おまえのせいだ。だるだる病うつされた」

「うつらないよ。これは」

 

 たぶん、加齢のせいだろう。