群馬に帰った折、新刊の「オムニス」を母にも渡してきた。


母は普段あまり新聞も読まないし、

読書の習慣もない。


以前に出した「不眠の森をさまよって」も毎日2,3頁ずつ

一か月もかかって音読で読み終えたぐらいだから、

さらに頁数の多い「オムニス」はもっとかかるだろうと思っていた。

やたら見慣れない漢字も多いし、易しい文章でもない。

最後まで読んでもらえなくてもいいぐらいに思っていた。


ところが、

まだ4日もたたないのに、電話がかかってきて

もうすぐ3編全部読み終えるという。


母いわく、

「おもしれんだよ。

面白くって、早く先が読みたくてしょうがねんだよ。

おかしくて笑ったり、ほろりとしたりしてさ、

テレビなんか見たくないの。

用事済ませて、早く先を読みたくってさ・・・」


ええ~!

うっそ~!

ほんとにまったく意外だった。

小説などほとんど読んだことのない母が、

そこまで夢中になってくれるとは!


「お世辞じゃないよ。自分の娘にお世辞なんか言わないよ」


母に楽しんでもらえただけでも、出版した甲斐があったというもの。

今日は一日体調が悪かったのだが、

母の電話のおかげで不調が吹っ飛んだ。


ご参考までに文芸社さんの方で書いてくれた

「オムニス」の紹介文を転載させていただく。


「この地球に生命が誕生して三十五億年。

そのすべての歴史と遺伝子を受け継いだ生命体とは!?

『わしらはみんな超能力者なのだ。全知全能と言ってもいい』

そう語るオムニスは、意外な場所から現代を見つめ、批評する。

生命科学の目線に深い精神性を重ね合わせ、

人類の英知を集約した存在を描いた表題作のほか2編を収録。」

http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-04594-8.jsp


ちょっと付け加えさせていただくと、

ユーモアと皮肉もてんこ盛り!




ちなみに、

ペンネームの「みゆう」の

「み」はうさぎウサギのミシェルの「み」

「ゆう」はあのゆうすけネコの「ゆう」であります。