爽やかな秋空が広がる休みの一日。
栗篠やら外仕事やら
本当なら色々やらないとなんだが、
出演を請け負ったステージ用のカラオケ作りに
職場に新しく導入するデータベースの整備と
家のみならず
休日出勤しても
PCとにらめっこ。
しかも仕事の方のヤツは
八合目まで入力したのに
フリーズしてデータが飛んでしまい三合目まで後戻り。
何とか気持ちを持ち直して
五合目までは再入力したが
残りは気力が萎えて
時間も足りそうになく打ち切り。

収まり悪く職場を出たが、
1849年10月7日はエドガー=アラン=ポーが亡くなった日だそうで、
それに因んで今日は「ミステリー記念日」なんだと。
朝のラジオで聞いたのを思い出し、
現実逃避も兼ねて図書館へ駈け込み一気に読んだのがこれ。

「しあわせなミステリー」
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/479669790X

伊坂幸太郎さんら四人の人気作家による短編集。
どれも面白かったが二作目の中山七里さん
この方のファンなんだけど
今回もやはりナンバーワンで好きだなぁ。
ネタばらしになってしまうので余り詳しくは書かないが、最近起きた災害をイメージさせる部分がありその点ではやや微妙な感触。しかし
あの有名なファンタジー小説の主人公との融合というアイデアはとても面白かったです。 

さて、
また明日からリセットだ!ファイト!                        
 山鹿灯籠祭りが先日終わりました。
好天に恵まれ大変な賑わいだったようで。
子供の頃から良く遊びに行ってた地元のお祭りですので
盛り上がるのは嬉しいものです。

千人踊りが有名ですが、
上がり灯籠下がり灯籠も結構見もの。
各町内で拵えた灯籠を担ぎ
市内を練り歩いた後で
神社に奉納し、
その夜の内に各町内へ下すというもの。
夜明かし祭りの所以でもあります。
今は午後10時位に上がり
早めに下しているらしいですが、
以前は日付が変わる頃から上がり
明け方前に下すのが慣例でした。
30歳代から40歳代に掛けて
縁あって担ぎ手のお手伝いを数回した事がありました。
明くる日休みが取れれば良いのですが、
どうしても休みが取れなかった時もあり、
その時は取り敢えずお勤めに出るは出たものの、
疲れているは眠いはで
てんで使い物にならずダメでした。
若かったから何とか出来たけど
今はちょっと無理かな?
この年齢になると
暑さと睡眠不足とのダブルパンチは堪えますから。

職場の女性スタッフが千人踊りに出場しました。
地元なので毎年参加しているようです。
今年は地元紙にアップで写っていたそうだが、
彼女も今年は明くる日に出勤だったとの事。
大変だったろうと思います。

私の子供たちも、
以前は子供神輿を担がせて貰ったり、
花火大会に行ったりしていました。
楽しい思い出です。

世間ではお盆休みも終わり
通常運転モード再開。
私自身は殆どお盆休みは関係なくお勤めでしたが、
やや夏の疲れが溜まっているようです。
今朝も寄らなければならないお客さんの家を
一軒飛ばしかけました。
危ない危ない。
暦の上では既に秋。
朝晩はかなり涼しい日もありますが、
日中はまだまだ真夏。
ビールは控えて黒酢でも飲んで
あと一息乗り切りましょう!
TVドラマシリーズになった「ガリレオ」が大ヒットし、
現在は映画化第2弾「真夏の方程式」が公開中。
原作者の東野圭吾さんは
当代きっての人気作家の一人と言って良いでしょう。

しかし私は
余りというよりも
殆ど読めてないんですね、
東野さんの作品。
以前読後レポートをアップした
「レイクサイド」と「白銀ジャック」、
映像でも
ガリレオ映画第1弾「容疑者ⅹの献身」
DVDで「白夜行」とか「麒麟の翼」を見た程度。
ガリレオにしても加賀恭一郎シリーズも
人気シリーズは殆ど手つかず。

今回トライしたのがこれ。
東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」読了
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%A4%E9%9B%91%E8%B2%A8%E5%BA%97%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B9%9F-%E6%9D%B1%E9%87%8E-%E5%9C%AD%E5%90%BE/dp/4041101360

ナミヤ雑貨店。
そのつぶれてるとしか思えない店のシャッター窓に
悩みを書いた手紙を入れると、
明くる朝には
裏口の牛乳箱の中に
解答の手紙が入っている。
悩み相談お任せ下さい。
30年以上の時空を超えて交わされる
温かな手紙交換。
全ての人に捧げる
心震わせる物語。
という謳い文句。

2012年第7回中央公論文芸賞受賞作品だそうです。

以後、いつもの通り
僅かにネタバレありますので、
未読の方はご注意を。

一言でいうとファンタジー。
5つの章から成り立っていて、
登場人物たちや背景、
場面等が微妙にリンクしていき、
ラストでは、、という感じ。

数年前に「生協の白石さん」って流行ったですよね。
大学生協の職員白石さんのもとには
学生達から
殆どおフザケの
そしてたまには真面目な質問が
日々寄せられる。
白石さんはこれらの質問や要望に
真面目にしかしユーモアを交えながら
解答する。
この解答が面白いと
とうとう本になった、というヤツ。
このエピソードをモデルにしたかどうかは分かりませんが、
お悩み相談を題材にしている点は
似てますね。

ナミヤ雑貨店と
児童養護施設である丸光園という施設が
こちらもリンクするかたちで
ほぼ全てのエピソードで登場する。
ここの伏線の張り方も
上手いなぁと思います。

個人的には
第2章の「夜更けにハーモニカを」と
第3章の「シビックで朝まで」
そして最終章「空の上から祈りを」が好きです。
「夜更けに」には
ミステリらしい捻りが効いていて、
かつそのエピソードが
その他のストーリーとも
大きく関わる伏線になっており、
その点で単独のミステリ作品としても、
他のストーリーとのブリッジとしても、
重要な位置付けだと思います。
また「シビックで」は
これら一群のストーリーの
ファンタジーとしての基礎をなすストーリーです。
ナミヤ雑貨店の誕生秘話ですが、
そこに描かれている数組の親子や肉親の
心の結び付きは
温かな気持ちを呼び覚まします。
最終章にして
最も泣かせるストーリーが「空の上から」。
「シビックで」には
そのエンディングへと繋がる
重要なエピソードが織り込まれていて
その意味でも外せない。

真っ白な地図に何を書き込むか?
それはあなた次第。
無限の可能性があるということです。

エンディングで明かされる
この解答。
主人公たちへの語りかけでありながら、
恐らく全ての読者へ向けての
お悩みの解答がこれなのでしょう。
思わずウルウルしてしまいました。

感動しますよ。
オススメです。