ふと思い出した研修会のハナシ。

もうかなり経つので時効かと。

町主宰の地域包括ケアシステムの勉強会があった。

理学療法士協会でも取り組んでいるし、
今の自分の仕事にも直結しているので
参加した。

説明や経過報告の後、
グループワークへ。

参加者の大半である現場の介護職員は勿論だか、
看護士やケアマネージャー、
医師まで参加のグループだった。

お決まりのケース検討。

只、提示されたデータは医学情報ばかりで、
生活歴や家屋環境はおろか、
本人や家族の要望、意見すらない。

おやおやこれじゃあと
周りを見回すと、
案の定、介護職の皆さんは当惑して
発言が出ない。

ところが、
医師は勝手に先走り、
承認もないのに仕切りに入ったケアマネージャーは
周りの意見を聞こうともせず
お仕着せ紋切り型のプランを進めていこうとする。

どころかこの馬鹿ケアマネ、
「活発に意見を出してください!
グループダイナミクスがどーたらこーたら!」
と周りに噛みついた、

本人や家族の希望や願いを踏まえ、
生活支援するのが介護保険であり、
地域包括ケアシステムだろ?

生活背景をも把握して
治療方針を立てていくからこそ
地域包括ケアシステムの中心と呼べる
医師の存在だろ?

ここが悪いのならこのサービス、
この病気ならこの事業所。
本人の話も聞かずに
入れられるサービスなら何でも詰め込むのが
ケアブランか?

誰が主役か?
私たちの役目は何か?

そこを勘違いしてる人ばかり。

馬鹿々しくてグループワークから降りた。

こんな人材しかいない地域で
豊かな老後は望めないな。
研修会の資料として
こんなものを出してくる行政も
お粗末だ。

そして
こんな現状なのに
このシステムを進めようとするトップ。

だから絵に書いた餅だって言うんだよ。

高所から見るのも必要だし
将来を考えていくのも大切だが、
足元が覚束なきゃ
それどころじゃないでしょ?

当たり前のことを
当たり前に。








ライブカフェ「Nuages」。
http://www2.infobears.ne.jp/athome/hp01aa/nuages.htm

熊本の花畑町という場所にあって、
フランス語で「雲」の意味を持つこの店。

ご存知の方も多かろうが、
ジャンゴ=ラインハルトという、
稀代のギタリストが書いた名曲の名前でもある。

私個人としてのお付き合いとしては、
熊本で初めて行った音楽関係のお店であり、
やはり初めてセッションに参加させて頂いた場所でもある。

初めてお邪魔したのは数年前か。
噂を聞いて行ってみようと思い立ち、
一人で、
しかも一見の飛び込みだったにも関わらず、
穏やかなお人柄のマスター片山さんは、
暖かく迎えて下さった。
お店の名前の通り、
ふんわりとした感じの
マスターとそのお店だった。

その後、
話を伺ううちに、
地元の音楽に貢献されてきた方だと分かったのだが、
そんな感じをおくびにも出さずに、
黙々とカウンターとステージを往復しておられ、
渋い声で接客されていたかと思うと、
セッションになりギターを持つと、
渋いプレイを聞かせてくれた。

これもお店の名前の通り、
ジプシーギターが一番のお気に入りだったようだ。
ライブやセッションの時にしか
なかなかお邪魔出来なかったが、
その折は概ね盛況。
ジャズがメインだったが、
それに拘らず
多彩なジャンルのパフォーマーのステージを
楽しむ事ができた。

通常営業の際に覗いてみたら、
少しのんびりしていて、
そんな時片山さんは
古い映画や、
片山さんが以前、
浅川マキさんとジョイントした時の映像を
掛けてくれたりもした。

近辺にある音楽関係の幾つかのお店にも
顔を出すようになったが、
一番落ち着く、故に、
一番良く行かせてもらった店はここだった。
仕事やその面子から切り離して、
音楽のことを話したり、
馬鹿を言ったりできる、
かつ隠れ家でもある、
私にとっては貴重なお店だった。

しかし、
残念なことに
そのお店が、
その名の如く、
ふわりと消えてしまうことになったそうだ。
8月末までだそうである。

お店に行く毎にふざけて、
「儲からないからねぇ。
今度来る時は
お店なくなってるかもよ」
と言っては
笑っておられたマスター。

最近は仕事が忙しくなったり、
近場での音楽活動が増えたりしてたので、
足が遠のいていて、
顔を出せてなかったのが悔やまれる。

淋しくなるなぁ。

最後まできちんと応援できればと思う。
サックス吹きの病気、
マッピ変えたい病。
自分自身では余り酷い方ではない積りだが、
たまに音色にバリエーションが欲しくなり、
新しいのにトライすることがある。

以前のメインはMeyer5MM。
ボリューム、音の太さ、ダークさ、
ジャズの定番モデルですね。
概ね満足していてここ数年はずっとこれだった。
サブで一応
Selmer SoloistのオープニングDを持ってましたが、
どうにも品が良過ぎる感があって殆どお蔵でした。
因みに勿論両方ともヴィンテージではないですよ。

唯、
遠鳴りに関しては
MeyerよりはSoloistの方が好みに合っていた。
Meyerが
管体自身を鳴らしてしまい、
意識しないとベルの直近で音がばらけてしまうのに対して、
Soloistは
管体を過剰に振動させず、
ベルのかなり向こうで音が焦点を結ぶ感覚があった。
マイクをセッティングすると良く分る。

それに
バラードを綺麗に吹き上げる時には、
崩れ過ぎない感じが欲しいのたが、
Meyerではどうしても粗野に響いてしまう。
逆に、
SoloistのDだと、
ラフに崩して吹く事が全く出来ない訳ではないが、
スタンダードを渋めにやるには、
今一つ物足りなかった。
振れ幅のレンジが
Meyerはもろジャズ向け、
Soloistはもう少し上品という事か。

ならば、
同じSoloistで
オープニングをもう少し広いものに変えてみて、
ダークで太い音を出せるならば、
遠鳴りはそのままに、
振れ幅のレンジが広がって良い感じになるのではという予想。
現に
大学の時のフュージョンバンドでは
クラッシックモデルではあったけど、
オープニングFのSelmerメタルを使って
結構バリバリやってたから。

それで
少し前に
オープニングEのSoloistを入手。
近頃はこれにトライしていた。

初めは、
遠鳴りと品の良さ、ピッチの正確さは予想通りながら、
思ったほどの太さにならないなぁと感じていた。
Meyerと同じ感じのアンブシュアだと
寧ろ下唇で締めないと音が出せなかった。
しかしそれだと尚のこと音が細る。

で、
いっそのことと
ダブルリップで鳴らしてみたら、
これが結構ユニークな音が出せた。

で、以前もチャレンジしていたことを思い出した。

音を太くしたいならば、

下唇を緩めることが必要になる。
下唇が締まるには、
カウンターとなる上からの圧力が掛かるっていなければならない。
若しも上からの力が働いてなければ、
下唇の締めは成立しない筈だ。
なので、
上の前歯で噛むはおろか、
上唇でさえも押さえないようにして吹くと、
自然と下唇は緩む。
下唇だけを緩めるのではなく、
上から抑えないことも含めてアンブシュアを作る。
ダブルリップでは、
上顎からの圧力をかけると
上唇が強烈に痛む。
下唇が挟まれて感じる痛みとは桁違いだ。
下唇には上唇に比べてもともと若干の厚みがあるし、
挟まれる対象物にしても、
固いハードラバーと弾力性のあるリードとの差があるからだろう。

やってみると
難しいけどこれが良い感じの音が出る。
成程、こうして吹くのか。
ロングトーンやスケール、
オーバートーンをやり込みながら、
コイツの扱い方どうにか分かってきた。
近頃そう感じている。


ライブで数曲演奏することを考えると、
或いは同じ一曲の中でも
表現の幅を広げるには
音色や歌いまわしにバリエーションがあった方が良い。
また
長時間にわたり演奏し切るアンブシュア周囲の筋持久性も大切だ。
つまり自由度が高く、
疲労度も少ない、
ユルいアンブシュアが理想なんじゃないか。

オープニングDからEだと
同じSoloistと言えど
かなり別物の感覚である。
高音の抜け、
ラフに吹き鳴らす時のハスキーさ、
サブトーンでのノイズの入り具合。
上々です。
Meyerも捨て難いが、
この遠鳴り加減や品の良さ、
高音で痩せないところとか、
改めて傑作だと思う。

何と言っても
高校のブラバンでの楽器デビューから
大学でのバンドをメタルマッピで通すまでの間、
Selmer一筋だった訳ですから。
身体にはこちらの方が馴染んでいるのかも知れない。
ま、
付き合い方には
以前と現在とで随分の差があるけど。

ということで
メインはこれから当分
Selmer Soloist オープニングEに決定。

コイツには
出来るだけティースマーク付けずに長生きさせようと思う。
勿論パッチ無しで。

マツムラレコードさんから
新しいお話も頂けるようですので、
また練習に身を入れないと、です。