パワーズタカです
ベンツの車検点検でオイル漏れを発見する事は良くあります。
その中でオートマオイル(ATF)の漏れの場合もありますが、メンテナンスでATF交換を行っていればその際にパッキン、フィルターも同時交換するので漏れている事はありません。
エンジンオイル漏れの場合はオイル量が減るとメーターに警告灯が点灯しますがATFの場合はセンサーが無いので気付かずに乗っているとミッション変速に異常が発生し最悪はミッション故障します。
またミッション内部は繊細な為、ATF汚れによるミッション不良もあるので定期的に交換が必要となります。
交換時期に関しましては5年か5万キロ程ですが、10万キロで無交換の場合ではATFが真っ黒で鉄粉が出ている場合もあります。
基本的にミッションに異常が無い状態であればATF交換して調子が悪くなる事は稀ですが、実は調子が悪いのでATF交換を行った!と言う場合は悪化するか?良くなるか?のどちらに行くか交換しないと解りません。
ATF交換手順としましてはオイルパンのドレンから抜き、次にオイルパンとフィルターを取り外します。
オイルが抜けましたらバルブボディー洗浄も行い新品のフィルター、パッキン交換を取り付け規定油温にしてレベル調整を行います。
ATFはベンツ規格適合オイルを使います
全量交換(圧送式)も御座いますがATFを20リットル程使うので費用が倍ほどになります、よっぽど汚れている場合以外は必要ないかと思います。
最近、ベンツのミッショントラブルが多くディーラー様でもATF交換を車検メニューに入れる支店も増えてきました。
*以前は頼んでも「まだ必要ないと乗り気ではありませんでした」
基本的にエンジン、ミッション、デフ、ブレーキの油脂類は定期的に交換する事で
- オイル漏れの予防
- 摩耗軽減
- 調子の維持
- 故障の早期発見