大徳寺 国宝唐門
大徳寺本坊伽藍(三門、仏殿、法堂、唐門)が公開されていました。
三門は通るだけで楼上には上がれませんが
長谷川等伯の蟠竜図と千利休の木像があります。
仏殿の前にはイブキ(ビャクシン)の大木
本尊の釈迦如来は方広寺の京都大仏の十分の一だそうです。
明月橋は
北側の法堂と南側の仏殿をつなぐ橋。
北と南では高低差があります。
上の3枚はいつもの境内から見えるところです。
今回初めて唐門が撮影可能でした。
桃山建築の代表作で、豊国神社、西本願寺と並び
桃山の三唐門の一つです。
この唐門は豊臣秀吉の聚楽第の門だったことが
棟札からわかっています。
西本願寺の飛雲閣も聚楽第の遺構だと言われてきましたが、
秀吉の京都新城跡がみつかったため、その可能性もあるそうです。
檜皮葺きの屋根に獅子口と呼ばれる瓦
軒下には豊臣家の家紋の桐紋。
海馬や龍など約40種類の彫刻
阿吽のクジャクは左右で色が違います。
どの唐門もすばらしいのですが
豊国神社の唐門は地味だし、
西本願寺の唐門は派手で
その中間の大徳寺の唐門が一番好きです。