京の冬の旅 相国寺塔頭 林光院
ここもホントによく前を通るお寺ですが、
拝観は初めてです。
室町幕府4代将軍 足利義持の弟 義嗣の菩提を弔うために
二条西の京の紀貫之邸跡に建てられたお寺
移転を繰り返し、秀吉の命により相国寺の山内塔頭となりました。
明治の廃仏毀釈ではホントに多くのお寺が壊されたり
寺宝が散逸したりしましたが、ここもその一つのようです。
大正8年に再興され、本堂は滋賀県仁正寺藩の藩邸を
移築されたものだそうです。
だいたいのお寺は庫裏から入るところが多いのですが、
ここの御玄関は変わっているなと思ったら、そういうことでしたか。。。
内部は一切撮影禁止ですが、
襖絵は昨年完成した藤井湧泉画伯のもので
埋め尽くされています。
冬の旅のサイトより
藤井(雅一)湧泉画伯の描く猫ではなく虎です。
よく見ると右目を開けていて、
向かいにいる龍を意識しています。
そばで見ると、毛の一本一本が描かれていてリアルです。
藤井画伯は中国江蘇省ご出身で(帰化されたようです。)
一休寺や高台寺圓徳院でも描いておられるようです。
まだ53歳だそうで、
これからどんどん活躍されるのではないでしょうか。
また方丈庭園には鶯宿梅があります。
平安時代、村上天皇の命により、紀貫之の娘の屋敷の梅が
御所に移植されたところ
「勅なればいともかしこし鶯の
宿はととへばいかがこたえん」
と、別れを惜しむ歌が添えられたので、
村上天皇はお返しになったといういわれの梅です。
何度も接ぎ木され今にいたるとか。。。
普通の梅は花弁が5枚ですが、鶯宿梅は36枚あるそうです。
しまったなと思ったのは、梅の咲いている季節に来るべきだったと。。。
また境内を東に出たところに薩摩藩士のお墓があるのですが
林光院の境外墓地だそうです。
新しい襖絵とはいえ、大変見応えがありました。
限定2000部の目録があり、迷いましたが、
買わずに帰りました。
3月くらいに行くと売り切れているかもしれないなあ。



