陽明文庫
先日陽明文庫にお邪魔しました。
陽明文庫とは摂関家 近衛家の文書を保存するところです。
ちょっと見にくいですが、こちらは数寄屋造りの別荘 虎山荘です。
終戦間近 当時首相だった近衛文麿が
昭和天皇の退位をめぐって、ここで密談したと言われています。
昭和天皇が退位されたのちは
陽明文庫に隣接する仁和寺の門跡にお入りいただき、
裕仁ゆうじん法皇となっていただくはこびだったそうです。
ちょうどミツバツツジが咲いていました。
こちらが見せていただく文庫です。
応仁の乱の折は滋賀県の坂本に疎開し、
以来度重なる火事や戦乱を避けて守られてきました。
近衛家の家紋のボタンが扉に描かれています。
近衛牡丹というそうです。
藤原道長の御堂関白記を文庫長のご案内で
拝見しました。
国宝かつユネスコの記憶遺産に指定されています。
博物館で見るとガラス越しですが、
ガラスを開けて見せてくださいました。
それほど関心があったわけではないのですが、
ガラス越しと、直で見るのでは全然違います。
源氏物語にしても、紫式部の直筆というのはなく
写本なわけですが、
これは正真正銘の道長の直筆です。
あらかじめ吉凶を書き込んだカレンダーのような罫線の中に
道長直筆を見る事ができます。
暦博士れきはかせが書いた具注歴です。
注が具さ(つぶさ)に記入されているということで、このように呼ばれます。
毎日書かれていなかったり、
字を間違えたところを上から書いていたり、
結構おおざっぱ?な性格がうかがえます。
字もあまりうまくありません。
でもなんだか、道長という人が等身大で存在したこと
結構身近に感じることができました。
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば





