《イグアナの娘》 | 烏丸ママのブログ

《イグアナの娘》

実家に行くと、私の漫画の本がありました。

イグアナの娘 (小学館文庫)/小学館
¥555
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読んだ覚えもあるし、なんとなくストーリーも覚えています。
しかし、子育てをする前と後では読後感がまるで違いました。
ほんの四十ページほどの中に凝縮された母と娘の葛藤
なんて奥の深い作品なのだろう(ノ゚ο゚)ノ

出産したおかあさんは、思わず悲鳴を上げます。
娘がイグアナだったからです。
(現実はそうではありませんが、母にはそう映る。)
全然かわいくないのです。
愛せないのです。
その下に妹が生まれたとき
「この子こそ私のイメージしていた娘だ」と
妹だけをかわいがります。
バカにされてばかりのおねえちゃんは
卑屈になり、妹も姉をバカにします。
おかあさんの目にはイグアナしかみえない姉は
世間では美人で頭の良い女性なのです。
成長するにつれ、妹も姉のすばらしさに気がつきます。
しかし否定されて育った姉は自分に自信が持てません。
母に受け入れてもらえない姉は
結婚して遠く離れた北海道に嫁ぎます。
やさしい夫との間には赤ちゃんが生まれます。
しかしその赤ちゃんは全く自分に似ていない人間です。
子どもが愛せない姉は悩みます。
そのとき、突然の訃報が届きます。
おかあさんが突然死したのです。
実家に駆けつけて、母と対面すると、
実は母はイグアナだったのです。
おばさんはこう言います。
「そうなのよ。あなたたちはそっくりなのよ。
そう言うとおかあさんは怒るのだけれど。」
娘の姿に自分を見た母は、娘を愛せなかったのです。
似すぎているからこそ、相容れることができませんでした。
《おかあさん、愛せなくて苦しかったでしょう。》
そうして、涙を流すことで浄化され、
自分の子を愛せるようになるのです。

うーん、うちの夫と義母がまさにその関係だったなあ。