赦しの文化 | 烏丸ママのブログ

赦しの文化

8月6日広島
8月9日長崎
に原爆が投下されました。
《日本は赦しの文化である》
と、書かれた本を読みました。
アメリカが原爆を落としたにもかかわらず、
日本とはお友達国家です。
進駐軍は激しい抵抗をおそれ、
戦々恐々としていたにもかかわらず、
あまりにもすんなり占領できて、びっくりしたとも聞きます。
被爆者の人たちは
「アメリカをゆるせない」
と、言わずに
「核兵器はゆるせない」
と、言うのです。
罪を憎んで、人を憎まずの精神というべきか。

ボーイスカウトの世界ジャンボリーが閉会しましたが、
8月6日の平和祈念式典に代表スカウトが参列したようです。
http://scout.org/wsj2015/content/94051
その中で被爆者に会った若いイタリアスカウトがこう述べています。
「このような悲劇を生み出した責任者に対して、
日本人が怒りを示さないのは奇妙であるし、興味深い。
日本人が平和のメッセージを発信することは大変重要です。」

日本人のそういう平和的な価値観はどこから来たのでしょうか。
ユングによれば
男性が大人になるためには《母親殺し》が必要なのだそうです。
本当に殺すのではなく、
大人になるために、母離れをすることをそういいます。
しかし、ユング心理学の大家河合隼雄先生曰く、
日本人はその母殺しができないと。
それをもとに吉田敦彦先はこう書いています。、
「母親殺し(離れ)」を果たして、自我を確立する西洋の人と
日本人の価値観は違うと。
それができない(ギリシャ神話の)アドニスは永遠の青年だったけれど、
(兄たちにイジメを受けていた)オオクニヌシは
母親を殺す(離れ)することなく、成長していったそうです。
そして、こう考察しておられます。
価値基準がはっきりして、基準から離れると
容赦なく排除する西洋人と、
(考えの違う二者が生死をかけて戦う。)
「母親殺し」ができないため、
矛盾があっても排除しない日本人。
(お互いの価値を認め共存する文化)

神話と日本人の心/河合 隼雄
¥3,024
Amazon.co.jp

日本神話 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ)/吉田 敦彦
¥1,296
Amazon.co.jp

日本人のシロクロはっきりしない「なあなあ」精神は
言い換えれば平和を愛する心なのかもしれません。