宝物のような時間 | 烏丸ママのブログ

宝物のような時間

今年の梅雨はしっかり降りますね。
今日もたくさん降りましたが、
先週の大雨の日、
子どもたちが幼児のころ遊んだママ友さんと三人でお茶をしました。
久々にお会いして、盛り上がり、
二人とも帰ってから
「すごく楽しかった」
と、お礼のメールをいただきました。
Aさんは四人、Bさんと私は三人の母親です。
一番体力的にしんどかった時代ですが、
今の精神的なしんどさに比べて
濃密で宝物のような時間でした。
そういう時間を共有した仲間のようなものです。

ところで先日書いた《千住家の教育白書》
読みました。
今をときめく千住三兄弟のお母様がお書きになったものですが、
単なる子育て本ではありません。
千住博さんの画を知るために、
千住明さんの曲を知るために
千住真理子さんの音楽を知るための
必読書かもしれません。

お父様がアメリカ留学中に
2万キロをドライブした経験。
ナイアガラの滝に圧倒されたこと
日本で見たことがない鳥に出会ったこと
それがあとあと博さんの画に描かれているそうです。
15歳でプロデビューした真理子さん
お兄さん(明)のバイオリンの先生がすばらしい方で
「お兄さんと妹さんがいらっしゃるの?
今に三人で遊べるようになりますよ」
と、三人がバイオリンを習うようになります。
そして、にぎやかしに出た学生コンクールに入賞してしまい
翌年は優勝して、ついには日本音楽コンクールに優勝。
いろんな誹謗中傷を受けました。
とくに二人三脚できたお母様は盾となります。
次に師事した先生にはこう言われたそうです。
「子どものくせに優勝したんだ。
だから僕は内心そうならないほうがよいとも思っていた。
今あなたが失敗すればよいと思っている人が多い。
あなたは今後どんなつらいことにも耐えなければいけない。」
今ときめいている人が
決して平坦な道を歩んできたわけではないということですね。

また祖父母を介護した家族の団結もすごい。
乗物の嫌いの祖母を背負って病院まで連れて行ったという博氏
介護に疲れ果てた母親に、二浪して介護をすると言った明氏
決して美談ではない、等身大の家族が描かれています。
貴重な若者の時間を介護に費やしたことを引け目に思っていたお母様
子どもたちに「失ったものより、得られたことのほうが多かった」
と聞かされたそうです。
こんな経験が、千住兄弟の芸術に表れているのでしょうね。

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子どもさんたちが小さかったころ
千住さんのお母さんが
三人の先頭にたって遊んだ話
割れた窓ガラスに絵の具で画を描いたり、
画用紙を丸めてメガホンにしたり。。。
やっぱりしんどくも宝物のような時間だったに違いありません。
(お父様は2000年、お母様は2013年に死去)