柴田久美子さん | 烏丸ママのブログ

柴田久美子さん

柴田久美子さんって、あまりご存知ないかもしれませんが、
私も知りませんで、
こちらの本で知りました。

山折哲雄氏監修

日本人と「死の準備」―これからをより良く生きるために (角川SSC新書)/山折 哲雄
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宗教学者の山折哲雄さんは
マザー・テレサに会いに行かれたことがあるそうです。
「救いのないどきはどうしますか?」
と、尋ねると
「祈ります」
と、答えられたそうです。

柴田久美子さんもマザー・テレサに影響を受けた方です。
この本はいろんな方が死について書かれていますが、
中でも印象に残ったのは柴田久美子さんの章でした。
柴田久美子さんは看取り師です。
介護職をされていましたが、ほとんどの老人は
病院でチューブにつながれて亡くなっていことに疑問を感じ、
在宅死が75パーセントの隠岐諸島の知夫里島で
「なごみの里」を開設されました。
一人暮らしの老人を看取るというところです。
マザー・テレサの「死者の家」をモデルにされたようです。
マザー・テレサは
「たとえ、人生の99%が不幸でも、最期の1%が幸せなら、
その人の人生は美しいものに変わっていくのです」
とおっしゃいました。
でも今の日本人は99%が幸せでも、最期の1%がそうでないのでは?
チューブにつながれて、
「家に帰りたい」と亡くなって行くお年寄りを見送ってこられました。
多くの人は病院で亡くなり、若い世代は死を接することがなくなりました。
死は日常生活から、どんどん遠いものになってきました。

ふと義母のことを思い出しました。
最期の1年余りは病院で過ごしました。
上がったり下がったりしながら、最期を迎えました。
「帰りたい」と、泣いたこともありました。
私は月に何度か大阪の病院に通っていましたが、
よく末息子がついてきました。
息子は帰り際に祖母の手を握って別れました。
認知の少し入っていた義母ですが、
見えなくなるまでベッドから手を振っていました。
息子が学校に通っていたら、ついてくることはなかったでしょう。
息子は学校に行っていないからこそ
段々弱っていく義母の過程を見守ることになりました。
学校で習うよりもっと大事なことを学んだかもしれない。
もしかしたら、学校に行かないことにも意味があるのかもしれない。
学びにもいろんな形があるんだと、
この本を読んで思いました。

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