『悪人』 | 烏丸ママのブログ

『悪人』

行きつけのレンタル店がセールをしていたので
借りました。
悪人 スタンダード・エディション [DVD]/東宝
¥4,104
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期待以上におもしろい映画でした。
最初は、殺人犯が人質をとって逃げる話かと
思っていました。
そんな単純な話ではありませんでした。

妻夫木聡演じる祐一は、老人の面倒を見ながら
肉体労働をする素朴な青年です。
出会い系で知り合った佳乃に
(過疎の村なので、出会い系で知り合うしかないのでしょう。)
約束を反故にされてしまいました。
祐一は後をつけていくのですが、
佳乃は不誠実な男に山中おきざりにされてしまいます。
それを助けようとしたのに、バカにされた祐一は
つい佳乃を殺してしまったのです。

そんな自分勝手な佳乃も
両親にとってはかえがえのない娘です。
山中置き去りにしたマスオにくってかかる父親
それを馬鹿にして友だちに語るマスオ

祐一に心惹かれ、逃避行をともにする光代(深津絵里)
「君に最初に会っていれば。。。(佳乃を殺すこともなかった。)」
と、悔やむ祐一。
純粋な2人の愛が悲しいです。
つかまったときに、光代はこう言います。
(正確ではないかもしれません。)
「世の中ではきっと、あなたのことを『悪人』と言うのね。」

自分勝手な人たちと
思いやりのある人たちが対照的に描かれています。
本当の悪人とは誰なのか?
犯罪者=悪人なのか。
それ以上の悪人がもしかしたら
いい人のふりをして
世間にいるかもしれない。
そんな疑問を投げかけた映画でした。

主役の二人も素敵でしたが、
佳乃の満島ひかり、その両親の柄本明、宮崎美子
祐一の祖母の樹木希林の演技が光りました。