価値観の変化 | 烏丸ママのブログ

価値観の変化

今日もとーっても暑くなりそうですね晴れ
京都の予想気温は36度だそうですあせる
暑くなるとみんなしんどいですが、
低血圧の人はとくに血圧が下がってしんどいです。
私も朝計ってみましたら、最高が80台でした。
見るとよけいしんどくなるので、もう計らんとこ。

ちょっととびましたが、河合隼雄先生の『カウンセリング教室』から
備忘録代わりの記事です。
河合先生の本を読んでいますと、
どんな人よりも広い視点を持っておられるのがわかります。
東西の倫理観や宗教観
クライアントの心情により近づくためなのでしょう。
また他の方の本を読んだり、話を聞いたりしても
「この人は河合先生の本を読んでいるのではないか」
と、感じることもあります。

日本人の倫理観とか価値観が変化して、
悩みが深くなったと思います。
40年ほど前、ある学生がいきなり
「見合い結婚と恋愛結婚どちらか正しいですか」
聞いてきたそうです。
その学生の出身地は、生まれたときから、
「この子とこの子は結婚するな」と
村の中でわかってしまうような場所だったそうです。
それでその家は繁栄し、村も繁栄する。
しかし、都会に進学したことによって
その価値観はひっくりかえるわけです。
カウンセラーは一方を否定することはしません。
「一方にもいい点はあるし、また一方にもいいところがある
あなたはどちらを選びますか」
というような言い方をするそうです。

日本は急に西洋化したけれど、
中途半端に取り入れたため、
家族問題がおこる原因となったと、河合先生はおっしゃいます。
日本の昔の住宅は襖一枚へだてただけだったので、
部屋は分かれていても、
咳払いひとつで「お父さんは機嫌が悪い」
と、わかったものです。
冬には一つしかないコタツのまわりに集まりました。
ものがない分家族のつながりがありました。
しかし、冷暖房付きほ個室を持つようになると、
それぞれの部屋にこもってしまいます。

ところが西洋では時間をかけて個人主義が発展してきたので、
用事のないときは「居間に集まりましょう」というルールがあるそうです。
15歳以下の子供が自分の部屋にいるときは、
ドアを開けておくという決まりがあるそうです。
人間が大人の個人として生きていくためには、訓練があります。
だから、金持ちも、やたら子どもにモノを買ってやったりしません。
大学生の子どもはアルバイトをして、車を買うのです。
日本はこどもの喜ぶ顔が見たくて、すぐにモノを買い与えてしまう。
また、日本は子どもに「こらー」と叱ったら、
「ごめんなさい」で、終わってしまう。
ヨーロッパでは
「どうしてこういうことをしたか」と、叱ると
子どもが一人前に屁理屈をこねる。
そうやって議論することで、白黒はっきりつけるのですね。

今は核家族がほとんどですが、
昭和30年代までは、祖父母がいて、
おにいちゃんとか、おねえちゃんとか、よばれる
よくわからない人(叔父叔母だったり、居候だったり)がいました。
私の母も結婚するまでは
「あのせまい家にいったい何人いたかしら」と
言っていました。
両親、姉夫婦と子ども二人、お手伝いさん、
田舎からでてきた居候。
多いときは10人くらいいたそうです。
子どもの相手をしてくれる人が、いっぱいいたということです。
子どもの相手をすることで、
叔母さんも子育ての訓練をしているわけです。
今はおかあさんが1人ですべてをしなければいけません。
ちやほやされて大人になった人が
いきなり赤ん坊と二人になって育児ノイローゼになるのです。
隣の子と比べて、うちの子はxxできないと悩む。
自立したのだからと親にも頼らない。
かといって、頼れる人もいない。
そうやって電話相談が増えるのです。

結局、現代社会は家族関係、地域社会のつながりが
うすくなってきたということなのでしょう。
はなまる学習会の高濱先生もこうおっしゃっていました。
「ぼくが子供のころは鍵なんかかけなかった。
帰ると、隣のおばちゃんがすわっていて、
『誰もいないよ』って。
今だったら不法侵入で、通報されますよね」
そうそう。
うちもおばあちゃんの友達が毎日のようにしゃべりに来ていました。
私たちの世代って、人がひんぱんに家に来るって、ないですよね?
たまには、お友達をお茶にでもよぼうかな。
それには掃除しなくちゃね。