≪神社は警告する≫ | 烏丸ママのブログ

≪神社は警告する≫

図書館で予約本を借りてきました。


神社は警告する─古代から伝わる津波のメッセージ/講談社
¥1,470
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TBSの≪報道特集≫で放映されたものを活字化したものです。

作者は制作会社の社長、ディレクター、福島在住の元社員で今は海洋学者。

福島出身の熊谷氏は津波の被災地を歩いてふと気づいたのです。

津波で浸水したところと、しなかったところの境目に神社があることを。

まだまだ住宅地の瓦礫が残る中、神社はいち早くきれいに片付けられ、

地面が掃き清められていたそうです。


「信仰上、高いところにあるから」と、多くの人にそういわれたそうですが、

高いところというよりは、浸水線ギリギリセーフの位置

にあったそうです。

中には境内が浸水したものの、鎮守の森に守られたり、

ギリギリ床下で止まったりで、本殿が全壊したものはわずかだそうです。

たとえば、

陸奥国(岩手、宮城、福島)式内社百社のうち本殿が全半壊したのは

わずか三社だったそうです。

式内社というのは延喜式神名帳に記載されている古い神社です。

もちろん流された神社もありますが、

それは近代に建てられたり、移転したところが多かったそうです。

神社の名前も波除神社とか、津(波)神社があって、

津波のときはそこに逃げろという言い伝えがあったらしいです。


作者が

「(最初は調査のために訪れていた神社なのに)

神はいるのではないか。

神社のある位置が直観的にわかるようになり、

出張などで行った地の神社をみつけると、立ち寄ってしまう」

というところに、共感しました。

知らない土地で、こんもりした森を見かけると

「あ、鎮守の森!」と、私も思います。


宿場や街道も浸水しなかったところが多いようですが、

浜松(うちの本籍)でも東海道で津波が止まったといいます。

東海道沿いにはたくさん神社があり、

「津波のときは神社に逃げ込んで助かった人がたくさんいる」

と、言うのです。

海抜5メートルなんですけどね汗

みなさんも海辺の町に行ったら、

神社の場所を確かめておくといいかもしれません。