≪神社は警告する≫
図書館で予約本を借りてきました。
- 神社は警告する─古代から伝わる津波のメッセージ/講談社
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作者は制作会社の社長、ディレクター、福島在住の元社員で今は海洋学者。
福島出身の熊谷氏は津波の被災地を歩いてふと気づいたのです。
津波で浸水したところと、しなかったところの境目に神社があることを。
まだまだ住宅地の瓦礫が残る中、神社はいち早くきれいに片付けられ、
地面が掃き清められていたそうです。
「信仰上、高いところにあるから」と、多くの人にそういわれたそうですが、
高いところというよりは、浸水線ギリギリセーフの位置
にあったそうです。
中には境内が浸水したものの、鎮守の森に守られたり、
ギリギリ床下で止まったりで、本殿が全壊したものはわずかだそうです。
たとえば、
陸奥国(岩手、宮城、福島)式内社百社のうち本殿が全半壊したのは
わずか三社だったそうです。
式内社というのは延喜式神名帳に記載されている古い神社です。
もちろん流された神社もありますが、
それは近代に建てられたり、移転したところが多かったそうです。
神社の名前も波除神社とか、津(波)神社があって、
津波のときはそこに逃げろという言い伝えがあったらしいです。
作者が
「(最初は調査のために訪れていた神社なのに)
神はいるのではないか。
神社のある位置が直観的にわかるようになり、
出張などで行った地の神社をみつけると、立ち寄ってしまう」
というところに、共感しました。
知らない土地で、こんもりした森を見かけると
「あ、鎮守の森!」と、私も思います。
宿場や街道も浸水しなかったところが多いようですが、
浜松(うちの本籍)でも東海道で津波が止まったといいます。
東海道沿いにはたくさん神社があり、
「津波のときは神社に逃げ込んで助かった人がたくさんいる」
と、言うのです。
海抜5メートルなんですけどね
みなさんも海辺の町に行ったら、
神社の場所を確かめておくといいかもしれません。