お家さん | 烏丸ママのブログ

お家さん

従姉から借りて読んだ本がおもしろかったので、紹介します。

玉岡かおる著 お家さん

お家さんと呼ばれる鈴木商店 矢印の女主人 鈴木よねの一代記です。
鈴木商店は、かつて三井、三菱と肩を並べた商社で、
全盛期の大正時代には、スエズ運河を通る船の1割が
鈴木商店のものだったといいます。
明治初期 砂糖問屋 鈴木商店に嫁いだよねは夫に死に別れます。
本来ならば店をたたむところでしたが、
番頭に委任し、商売を続けることを決心します。
優秀な二人の番頭と、時代の波に乗り、大会社になりますが、
金融恐慌のあおりで、系列銀行を持たない
鈴木商店は倒産してしまうのです。

お家さん〈上〉 (新潮文庫)/玉岡 かおる
¥620
Amazon.co.jp
けれど、その流れを汲む会社が今もたくさんあるのには驚かされます。




何年か前、作者の玉岡かおるさんと、お話したことがあります。
同窓会のゲストスピーカーとしてお越しになり、
ギリギリに会場についたら、遠慮のかたまりで、
会食の席が玉岡さんの横しか空いてませんでした。
お話が上手で、出版業界の裏話とかおもしろかったです。

その同窓会の会場なんですが、
当初は元南禅寺境内 何有荘かいうそうの予定でした。
が、参加者が多くなり、近くの国際交流会館に変わったのでした。
何有荘は小川治兵衛の作庭で、すばらしい滝のお庭があります。
ところが、いろいろもめて、所有者が転々とし、
今はアメリカ人の所有になっているそうです。
あのとき、会場が何有荘だったら。。。
と、悔やまれてなりません。

先日何有荘の前を通ったので、写真を撮ってきました。
真新しい門ですね。
烏丸ママのブログ-120205_1431~010001.jpg