美しすぎる門 | 烏丸ママのブログ

美しすぎる門

今年から学校からのメール配信が始まって、
子供は宿泊行事に行かないのに、
じゃんじゃんメールが来ます。
あれをしました、これをしました。
みんな元気ですって。
連絡不要なんですけどむかっ
一応今日のぞきに行くと言っていたうちの坊ちゃん
まだ寝ています。どうするんだろ?

さて、
三大唐門のひとつ大徳寺に続いて
西本願寺の唐門をご紹介します。
京都駅から歩いてもすぐのところです。

西本願寺は浄土真宗本願寺派の総本山です。
もともとは一つの宗派でしたが、派閥の対立もあり、
その勢力を恐れた徳川家康が
1602年烏丸七条に土地を寄進されたことから、
大谷派本願寺が誕生、西と東に分立したのです。

堀川通りから北小路を築地塀に沿って西に行きます。

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線が五本あるのが最高格式の塀です。
御所はもちろん、大きな寺社は五本です。

そして、これが 伏見城の遺構で国宝 唐門
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近づいてみましょう。
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梁の上に麒麟が彫られています。
うちの薀蓄小僧が言うには
「龍馬って、麒麟のことらしい」
確かにこの麒麟って、顔が龍で、体が馬です。
ナルホドそうかも。
麒麟ビールのラベルの麒麟と同じですね。

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孔雀

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龍に乗る人
故事があるのでしょうね。
ご存知の方教えてください。
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唐獅子の親子のようです。口元に子がじゃれています。

ここからが裏側です。模様が違います。
逆光なので、光が入ってしまいました。
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逆光で真っ暗です・
こちらは中国の故事。
許由が耳を洗う
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古代中国の堯帝が、人格者の許由に帝位を譲りたいと、申し出た。
「汚らわしいことを聞いた」と許由は穎川の流れで耳を洗った。

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そこに巣父という人が、牛に水を飲ませに来たが、
「汚れた水を飲ませるわけにはいかない」と、立ち去ったという。

少し彩色があせているものの、大変美しい門です。
見ているうちに日が暮れてしまう「日暮門」です。
でも、
京都御所の建礼門を見て対照的だなと思いました。
武家と皇室の違いなのでしょう。
建礼門にはこのような派手さはないけれど、
格調の高さがありました。
門もいろいろ見てみると面白いものですね。