比叡山大阿闍梨 後編 | 烏丸ママのブログ

比叡山大阿闍梨 後編

光永大阿闍梨がうちの前をお通りになっていたころ
たまたま一冊の本を紹介されました。
一日一生 (朝日新書)/天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉
¥735
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「うちの前を毎日のように阿闍梨さんがお通りになるけど、
この方かな?」
「へえ、そうなんだ!
でも、酒井さんはもう80を越えておられるから違うと思う。
すぐに読めるから、ぜひ読みなさい」

一日一生とはよく酒井大阿闍梨が言っておられる言葉です。

行に入ると毎日わらじを履きかえる
ある時わらじが自分に見えてきた。
自分がわらじだったら、今日でおしまい。
明日はまた新しいわらじを履く。
今日の自分はわらじを脱いだときににおしまい。
明日生まれ変わるために反省すればいい。
今日の自分は今日でおしまい。
明日はまた新しい自分が生まれてくる。
一日一生だな。
今日失敗したからって、落ち込むことはない。
明日また新しい人生が生まれてくるじゃないか。
(大意)

酒井雄哉大阿闍梨は1926年生まれ
特攻隊の基地鹿屋で終戦を迎える。
ラーメン屋や株屋など職を転々とし、
いい加減に生きてきたため、
結婚するも奥様は新婚2ヶ月で自殺。
それから比叡山に行くようになり、
ある日千日回峰の中でも一番過酷な修行
お堂入りから出てこられる行者を見て
頭から離れなくなる。
40歳で得度
80年、87年と2回千日回峰を満行
これは比叡山の記録でも3人目
61歳というのは最高齢

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動物を見ているとね、
一日一生という言葉を思い出します。
今日だけを生きているなって。
人間は人間だから
過去や未来のことを考えて落ち込んだりする。
そういうときは、
動物を見習わなくっちゃなあ。
とにかく目の前のことをしていれば
道が開けてくるのかな。

行者っていう人は自然と一体化する人なのかもしれません。

*ちなみに比叡山は滋賀県ですが、京都をまわられるので
テーマは京都にいれました。