京都の町を歩いていますと、町家の小屋根に小さな像を見かけることがあります。
これは
鍾馗さまです。
鍾馗さまは、中国で厄病を払い、魔を除くという神様です。
目が大きく、あごひげが濃く、緑色の装束に黒い冠、長い靴をはき、剣を抜いて疫病神をつかむ姿をしています。
昔、玄宗皇帝が病に伏した時、鍾馗さまが鬼を退治する夢を見て、病気がたちまち治ったということから、魔よけとなったそうです。
そういえば、
ゲゲゲの鬼太郎でも何度か鍾馗さまが出てきた覚えがあります。目玉のおやじさんも大変尊敬されている口ぶりでした。
最近はめっきり少なくなりましたが、町家を見かけたら、屋根の上を気をつけて見てください。