京の散歩道 ~智積院
ブログテーマに神社仏閣を選択したので、週1はこっち系のことも書いてみたいと思います。
真言宗智山派総本山 智積院に行ってまいりました。東大路を隔てて西隣の三十三間堂はいつも修学旅行生や観光客でにぎわっているのに、こちらは閑散としていました。何度も前を通ったことがありますが、その総門の地味さから、中がこんなに広くて、りっぱだと思っていませんでした。火災にあっているせいか、わりと新しい建物ですが。
もともとここは豊臣秀吉が長男鶴松を供養するために建てた祥雲禅寺というお寺でしたが、徳川時代になり、秀吉の残像を消したい家康が、紀州根来寺にゆずったものです。
まず書院から日本庭園を拝見しました。小堀遠州ゆかりの庭は池泉式で、池底に粘土がしいてあり、コイが泳ぐとにごるしかけになっているそうです。サツキが多く植えられていますので、5月上旬がベストシーズンでしょう。
智積院で必見は、長谷川等伯一門による国宝「桜楓図」!今春NHKが宣伝をしたため、国立博物館における「長谷川等伯展」は1時間2時間待ちの大賑わい。しかし、ここでは誰にも邪魔されず、ひっそりと堪能することができます。高校の日本史の教科書でご覧になった人もおられるでしょう。
もともと祥雲禅寺にあったこの絵は、火災で運び出されるときに障壁を切り取ったため、一部が欠けています。それでいてこのすばらしさ! また障壁画は作者名がないため、最初から作者名がわかっていたわけではないようです。
国宝桜図は長谷川等伯の長男 久蔵25歳の作品。しかし、翌年久蔵は亡くなってしまいます。その死を乗り越えて、父等伯が描いたのが、楓図です。
これで拝観料500円はお得です。隣の智積院会館では1泊1食つきで、5,500円で泊まることができます。朝6時の勤行にも参加することができるそうです。
穴場間違いなし
真言宗智山派総本山 智積院に行ってまいりました。東大路を隔てて西隣の三十三間堂はいつも修学旅行生や観光客でにぎわっているのに、こちらは閑散としていました。何度も前を通ったことがありますが、その総門の地味さから、中がこんなに広くて、りっぱだと思っていませんでした。火災にあっているせいか、わりと新しい建物ですが。
もともとここは豊臣秀吉が長男鶴松を供養するために建てた祥雲禅寺というお寺でしたが、徳川時代になり、秀吉の残像を消したい家康が、紀州根来寺にゆずったものです。
まず書院から日本庭園を拝見しました。小堀遠州ゆかりの庭は池泉式で、池底に粘土がしいてあり、コイが泳ぐとにごるしかけになっているそうです。サツキが多く植えられていますので、5月上旬がベストシーズンでしょう。
智積院で必見は、長谷川等伯一門による国宝「桜楓図」!今春NHKが宣伝をしたため、国立博物館における「長谷川等伯展」は1時間2時間待ちの大賑わい。しかし、ここでは誰にも邪魔されず、ひっそりと堪能することができます。高校の日本史の教科書でご覧になった人もおられるでしょう。
もともと祥雲禅寺にあったこの絵は、火災で運び出されるときに障壁を切り取ったため、一部が欠けています。それでいてこのすばらしさ! また障壁画は作者名がないため、最初から作者名がわかっていたわけではないようです。
国宝桜図は長谷川等伯の長男 久蔵25歳の作品。しかし、翌年久蔵は亡くなってしまいます。その死を乗り越えて、父等伯が描いたのが、楓図です。
これで拝観料500円はお得です。隣の智積院会館では1泊1食つきで、5,500円で泊まることができます。朝6時の勤行にも参加することができるそうです。
穴場間違いなし

桜図