主客未分別の無我なる世界 | ☆ 俺たちにはつきがある!☆彡

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  ~ The Moon is always with us ~

 

千峯雨霽露光冷 (大燈国師)

君看双眼色 不語似無愁 (白隠)

 

白隠禅師の「双眼」の主語(体)をどう捉えるかで

解釈が変わる。

その主語は千峯とみるのが妥当。

なぜ「双眼」なのかは私にはわからない。

色は、千峯(自然世界)の姿の事だろう。

大燈国師の一句は悟りの境地であり、

それを受けた白隠禅師の句は、

その静かに、かつ鋭く光を放つ山々の姿に

指月でしかない言語の無用を説く。

そこは問答無用のただある世界である。

 

空海の声字実相義(五大に皆響きあり)や、

蘇東坡のいわゆる「渓声山色」が、

自然の有情説法の一つの表現であるなら、

この二者の詩は、

自然の無我なる無情説法を

言葉にせんと試みた結果であろうか。

 

哲学とはある意味、言語表現の明晰判明さを

追求しつつ、そしてそれを楽しむような側面もあると思う。