歳を重ねる毎に言葉の大切や難しさを感じるようになってきました。例えばですが、セルフエクササイズの指導をする際に、ストレッチを毎日やった方が効果は上がるけど、毎日って言うと相手は【忙しくて毎日は無理です。毎日はできるかなぁ😓】と返答される事が多いです。そんなやり取りを繰り返していくと、指導する側も【毎日って言うと嫌がるだろうから、出来るときにしてもらえばいいかと】と相手からのネガティブな発言を聞かないように、ついつい楽な方に誘導してしまう。そんな事があるかなと思います。自分はよくあります。
しかし、それは相手がどんな人かも考えずに、ただ自分が嫌われたり、否定的な言葉を聞かないようにしているだけで、自分中心での自分を守るための思考になっていて、相手の事を考えての発言ではないと思います。これではただの優しい人になってしまって、誰でも言えることを言ってるだけになります。
本当に相手の事を思って、相手がどんな人かを見極めて指導することが医療従事者やトレーナーの方々ににとっては重要であり存在意義ではないでしょうか。相手の事を理解することは、生活スタイルや趣味といった何気ない会話からでも少しは出来るはずです。安易な発言は相手にも伝わらないですし、自分の心も満たされないです。
相手になんて言葉遣いをすれば伝わるかを考えて、日々を過ごしていくことで言葉の選択というものが研ぎ澄まされていくのではないでしょうか。日々進歩です。